←トップページへ
■ “これからギターを始めよう”という方のためのQ&A
  
ギターは単純な楽器で演奏する方も多く、演奏ジャンルもスタイルも幅が広いだけに、ささいなことでも意見は千差万別です。ここで私が書くことについても、全く違ったご意見を持つ方がおられますし、私自身でさえ、書いた後、「あれ〜、おかしいんじゃないの?」と思うことがあるかもしれません。
ということで、ギターの基本的な事柄に対する一つの個人的な見方という程度でお読みいただければと思います。今後、思いついたテーマを書き加えていきますが、後で書き直すこともありますので、ご了承ください。
 
  ●どんなギターを買えばいいのか?
 
  ギターにはいろんなサイズと材料のものがあり、それぞれに音色が違っていますので、何の基準も無くギターを選んでいると何本買っても満足できません。そこで、皆さんが弾きたいと思っている音楽でどんなギターが使われているのか調べてみましょう。
そして、可能であれば、それと同じモデルのギターを買うのが、自分自身が好きな音が出ますので、一番良い方法です。

値段的に問題がある場合は、楽器屋の方に「○○円の予算で、△○と似た音がするギターはどれ?」と聞いてしまいましょう。答えられないようであれば、そこで買うのはやめたほうが無難です。ただ、お店の方も商売ですので必要以上に高価なギターを勧められることがありますので、できればギターに詳しい方と一緒に買いに行くほうが良いと思います。

(2003/04/18)
    
  ギターの他に何が必要か? 
   
ギターには通常、ケースがついています。また、弦も買う時には新しいものに張り替えてくれます。あとは、演奏する曲によって音の高さを変える「カポタスト」とジャカジャカ弾くための「ピック」、それと音程を合わすための「チューナー」、楽器をきれいにするための「クロス(布)」があれば大丈夫です。それぞれ、いろんなタイプがありますので、楽器屋さんに相談してください。
(2003/04/18)
  
●Martinギターのモデル名(0-18やD-28など)は何を表すのか? 
 
最初のローマ字はギターの大きさ、数字は材質やデザインをあらわしています。
大きさについていうと、0(オー)<00(ダブルオー)<000(トリプルオー)<OM<Dの順番で大きくなります。
材質をあらわす数字は、15・17は全てマホガニー、18はサイドとバックがマホガニーでトップはスプルース、21以上の数字になるとサイドとバックがローズウッドでトップはスプルースで出来ているのが基本です。
そして、40以上の数字になるとインレイといって、貝の装飾がついています。例外はあるのですが、基本的には以上のように考えて大きな間違いはありません。
また、76を除いて、数字が大きくなるほど値段も高くなると考えて良いでしょう。

なお、0-18KやD-28S、D-28Vなど通常のモデル名の後にローマ字がつく場合は、特別仕様のギターとなっており、Kはコアという材質、Sはスロテッドヘッドで12フレットという昔風のデザイン、Vはヴィンテージモデルということを表していますが、最近は人の名前(CW)やネックの仕様(SQ)など複雑な表記が増えています。
(2003/04/18)
 
●モデルの違いによる音の違いは?
  
音をどう感じるかは個人差がありますので、説明が難しいのですが、個人的には、15や18など番号の小さいギターほど素朴な音がし、42や45のように番号が大きくなると派手な音がする傾向があると思っています。

私の場合は歌の伴奏としてギターを使うことが多いのですが、年齢を重ねるにつれて落ち着いた曲を唄う傾向があるとすれば、それにあわせて番号の小さなギターに魅力を感じるようになるかも知れません。
 
(2003/04/18)
    
  ●楽器店でのギターの選び方
    
まずは、見た目で気に入ったものを3〜4種類選びましょう。ギターのデザインは、音の出方を反映しているものです。その際、値段はとりあえず無視して選んでいいと思います。高いギターは材料も高く、手数もかかっているものですが、値段が高いからといって自分の好みに合った音とは限りません。
その後、それぞれのギターをジャラーンと弾いてみて、まずは自分の直感で好みを確かめます。
その後、自分の好きな音楽に近いものをギターを弾ける店員に演奏してもらい、正面で聞いてください。ギターは、自分で弾いた音と、人が弾いている音とでは異なりますので、自分で弾くだけでは音は分からないものです。
そして、自分の欲しいと思うギターに順番をつけ、ギターの値段を確認した後、家に帰って家計の状況も勘案しながら、数日間考えてみましょう。
そこでも決断がつかない場合は、何度か楽器屋に通って、最初に感じた感覚を確認したり、店員の意見を聞いたりしながら自分の気持ちを整理しましょう。

ギターは音楽を出すモノです。音楽は理屈ではなく直感、感性の世界ですので、自分の感覚を信じて選ぶことを最優先したほうが良いと思います。
(2003/05/19)
 
●弦にはどんな種類があるのか?
 
基本的に材質と太さが異なりっており、材質ではブロンズとフォスファーブロンズがあり、フォスファーブロンズのほうがハデな音がします。太さはエクストラライト、ライト、ミディアムの順番で太くなり、弦が太くなるほど大きな音がします。ギターのモデルによって音が違うことをお話しましたが、それに弦を組み合わせると、よりいろんな音を楽しむことが可能になります。

まずは以上のことを頭に入れておいてください。この他にも加工の仕方でいろんな種類がありますし、作っているメーカーによって音が随分変わってきますので、最初のうちはいろんな弦を張ってみて、自分の好みの音を探してください。

(2003/04/18)
  
●最初は安いギターから始めるべきか?
 
若い人であれば、趣味はどう変わるかわかりませんし、最初から高いギターを買ってすぐにやめてしまうリスクがありますので、安いギターを買うべきかもしれません。
しかし、40歳を過ぎてギターを始める場合、若い頃と違ってある程度自由になるお金もありますので、安いギターを買うと、腕前は大したことはなくとも、もっといい音がする(といわれる)ギターがすぐに欲しくなってしまいます。

どうせ買うのであれば、予算内で一番欲しいギターを思いきって買ったほうが無難かもしれません。そのほうが、「これだけ高いギターを買ったんだから練習しないと家族に顔向けができない」と思い、練習に励む可能性が高くなります。中年になると若い人の何倍も練習しないとなかなか上達しませんので、そのくらいの覚悟があってもいいのではないでしょうか。

また、何かの事情でギターを手放すことになって、ギター屋に委託販売をする場合、新品だと価格が大幅にダウンしますが、1980年以前のオールドギターの場合、ほぼ買ったときの値段で売ることが可能ですので、ギター屋に払う手数料(多くは20%)を引いても、買ったときの80%程度は回収可能です。
例えば30万円のギターを買って5年後に手放した場合、24万円程度回収できますので、差し引き6万円の支出で5年間ギターを楽しんだことになり、年間12,000円の支出ですむということになります。

こう考えると、最初から高いギターを買って、いい音を楽しむ方が効率的な楽しみ方だとも言えます。いかがでしょうか?
(2004/02/01)