2004年8月20日
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「おやじの存在・アイデンティティー」
 
(6弦大将(最近は6genです。)/43歳/神奈川)
 


昔は「おやじ」がいて、今は「パパ」なのでしょうか?
父親のアイデンティティー喪失などと言われ、帰宅拒否症になってしまったり・・・、一時期そんな事が世間で言われていましたね。

かくいう我が家では、長男が小学3年になってからは「パパ」と呼ぶことを禁止し「お父さん」と言わせているのですが、「お父さん」から「おやじ」に私は、なかなかなれないでいたのです。

しかし、回りには道楽といわれても続けていると必ず何かが実るものです。
子供から見れば、暇さえあればギターばかり弾いて、子供の遊び相手にもならないで「いったい何なの」みたいな気持ちもあったのでしょうが、毎日毎日同じ曲、同じフレーズをつかえながらも、やがて一曲制覇した光景を見て何かを感じてくれているようです。

子供には勉強しろ!なんて言えるような自分でないことは百も承知ですから
「自分があきらめずに、とにかく繰り返しやれば何とかなる」というメッセージを伝えたいだけなのです。 ここらへんでチョットはおやじ感が増しているかも?

ギターを始めたきっけけは、多くの同年代の方も同じ動機かもしれませんが・・・
そうりゃ〜そ〜でしょ「クラスの女子生徒に注目されたかった」からです。
もう必死で名曲の数々を練習したものです。
30年後の今は、子供にオヤジの趣味を見せつけて「本気で取り組む姿勢」を伝えることが動機付けになっています。
とか綺麗なことを言いつつ、本当は憧れのギターリストに近づきたいだけでとにかくスコアを追いかけているだけなのですが・・・。(笑)

最近では、一曲出来上がる頃には、子供達はすっかりメロディーを暗記していて、ミスタッチを指摘してくるではありまへんか〜。
CD聴かせりゃ、「ここが違うんじゃなーい?」と追い討ち!
何なんだよ! 何なんだよ! お前達は部屋で勉強してろ〜っ!って言いたいところですがググっとこらえて。 「アーそうなんだ、じゃその小節練習しようっと。」とか・・・。

「本気でお父さんもギターやっているからさ、何だか知らないうちに楽器が増えちゃってるんだ。イヤ〜気がつかないうちに」
「エッ?これマーチンD28だよ、エッ?こっち?18だよ。 ナニ?同じかたちジャン? 音が違うんだよ! い〜からお前さんたちは風呂はいってもう寝なさい!」
フ〜〜〜やばやば、こっちの最近ゲットしたECブラッキーには気がつくめぇ。

これじゃアイデンティティもクソもないっすね。  んじゃ一曲。
「今夜も夜中までベンベケベン、近所にかまわずベンベケベン、結局オヤジはベンベケベン、50万円を5万円と偽ってボロいオールドベンベケベン、秋の夜長が待ち遠しい。」


 
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