2005年4月12日
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試験が先か、ギターが先か?
 
(しげお/39歳/埼玉)
 

しげおです。応援団の皆様こんにちは。本稿の依頼を受け早速皆さんのエッセイをヒントにするつもりでいくつかいっきに拝読いたしました。たくさんの方のギターや音楽への「熱い」思いにいたく感じ入っております。

さて、それでは自分は何を書こう?そう思いました。少し思案していましたが、まだ新参者の僕ですから、自分の今を理解していただくには現在の自分について触れるのがいい、と思い立ちました。

僕は今仕事上必要でもあります、ある国家試験の受験生をしております。もうかれこれ十年ほど経とうとしていますが、未だに挑戦者のままです。因みに僕の現在のギター熱が再燃したのがおよそ五年ほど前のこと、マーチンを知ったのもほぼ同時期です。ギターを真剣に愛するようになる、その前から続けていることになるんですねぇ(感心している場合ではない)。

十年、言いますと、何かエラいと思われる方も居られるかも知れませんがそんなことはありません。まさか、読者の方で僕が十年もの間、同じテンションで勉強していると、勘違いされてはいないでしょうね?え?そんなことは思わないですか?それなら一安心です!

でも、最初から補欠を目指すスポーツ選手などいないように、僕とて好きでやっているわけではありません。早く合格したいのはやまやまなのですが・・・。

そんな日々を送り続けています僕にとりまして、ギターは嫁さんに次ぐ、僕の心の支えです(こう言わなくてはいけません!笑)。しかし怠け者の僕のこと、勉強の合間の慰めにギターを弾いているのか、弾いている合間に勉強をしているのか、分からなくなります。まさに、今の僕は、試験勉強が先か、ギターが先か、の思いなのです。怠け心からやすらぎを求めてギターを手にしたりしますが、自分でも分かっているのです、真のやすらぎは試験に通りもう一段、自分のステップを上がった時に訪れるものだということを。このジレンマを少しでも感じて頂けたら幸いに存じます。

でもどうか、少しの間我慢をして、ギターをケースごと紐でしばって弾かずに勉強したら?なんて言わないで下さいね。絶対不可能なことですから!

 
 
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