2005年5月28日
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マーチンD−45
 
(t2ya/46歳/神奈川)

 

ギターを始めたきっかけは、兄貴がギターを弾いてた関係で、家にギターがあったからです。 中学に入ってかなり熱中し、中2の時にモーリスの2.5万円のギターを買いました。ガロやアリスが気に入り、勉強そっちのけで毎日友達と練習してました。

高校に入るとガロが中心となり、またそんな時に、従兄弟がヤマハのポピュラーソングコンテストに出場し、『コーヒーカップ』と言う曲がレコード化されました。(私もコンサートでは毎回弾いてました) それからは、ガロ+従兄弟の作った曲+自作等を弾いてました。ガロといえば、マーチンD−45です。欲しい気持ちはいっぱいでしたが、当時ヤマハで80万円位の値が付いていて、検討する余地もない代物でした。

高2の夏休みにバイトをして、手に入れられる価格でなるべくD−45に近いギターと言う事で、K.YAIRIの10万円のギターを買いました。それからは、ガロ気取りでバリバリ弾いてましたが、就職・結婚・・・の生活の中で、ギターの存在は徐々に消えて行ってしまいました。

時はかなり流れ、昨年ひょんな事から、ある人に弾き語りを聴いて貰いたくなり、押入れの中からK.YAIRIを引っ張り出して弾いてみましたが、下手クソと言うよりハナクソ状態で、全く指が動かない自分にがっかりしてました。それでも「また弾けるようになりたい」と言う気持ちが湧いてきて、どうせなら昔欲しかったマーチンを買おうと思い、楽器屋へ通いだしました。

D−28なら何とか買えると思っていたのですが、どうせなら少しでも高い物をと考え、45には手が届かなかったものの、41を購入しました。初めてのマーチンで興奮しましたが、1ヶ月後にはD−45も仲間入りしてました。

その後は、オヤジの皆さん同様、兄弟が増え続けています。
LMX、D−28AJ(後に手放す)、ギブソンJ−45、D−28GE、D−18(1946年)と増え、今月、遂にD−45GEまで辿り着いてしまいました。
ここまでの音が必要なのかは別として、もの凄く鳴る凄いギターです。
自分の中では、これで打ち止めにしようと思ってます。

これからはD−45GE中心に、色々な音を楽しみながら、なるべく時間を作って弾いて行きたいです。


 
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