「私の好きなもの」 |
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(シンシア/1963年生/静岡) |
この原稿の依頼をいただいてからはや2週間。毎日毎日悩み続け…。本当に『書く』って行為なんて難しいんだろう。どんなことを書けばいいのか改めて自分を見直してみても支離滅裂すぎてまとまりやしない。
しかたない、遥か昔、自分がこんな年になるなんて想像すらしない頃、憧れたり好きだったりしたものを羅列してみます。
「木枯らし門次郎」…彼の頬の傷のあるさびしげな横顔。ご飯をかっ込むしぐさ、孤独な旅、冷たい風、そしてあのうた「どこかで だれかが きっと待っていてくれる…」
「海のトリトン」…広い海に白いイルカに乗って水平線を目指す旅。赤い夕陽を見つめる瞳。ポセイドンと闘いながら傷つきながらも前に進む姿。「水平線の向こうには ああ、誰が待つというのだろう」彼はまだ海にいる
「原子少年リュウ」「明日のジョー」「ケビン・コスナー」「ジャニス・ジョプリン」「甲本ヒロト」「ガンダーラ」「プリズナー」「坂本竜馬」「高杉晋作」「松田優作」「緒形拳」「ブルース・リー」「ドアーズ」…
映画の中で今までに一番心に残っているのは「リービングラスベガス」というニコラスケイジの映画。主役の彼が人生に失敗してラスベガスに行って飲んで自殺をしようって決めてそれを貫き通す映画。スティングのけだるい感じの曲が私の脳を支配してそのまま居座っている。自分もこんな人生を送ろうって決めた。
しかし、イザ思い出そうとするとなかなか思い浮かばないものだなー。情けない
自分で自分のことを分析すると 人といないとさみしいけれど、実は一人が好きなんだと思う…そんな人生は、10代までは「従って」、20代には「はむかって」、30代で「間違って」、40代では「はばかって」きた。これからは「心のままに…」ってところです。
できるなら 世の中のしきたりとか常識とか人の偏見とか世間体とか気にしないで、自分がやりたいように、思ったように やりすぎないように どうどうと いきたいように生きていければ、と思う。
自分の部屋に 少しの本と一本のギター。毛布が一枚。それに安いお酒があれば最高に幸せです。
みんなでめちゃくちゃバカになってお酒を訳の分からなくなるまで飲んで歌って踊るのも最高に素敵です。
やっぱり支離滅裂になりました。こんな自分です。よろしくお願いします。 |
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