2014年9月3日
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「沈黙と測りあえるほどの・・」
 
(まゆかつ/1954年生/埼玉)


 日本より日本以外の国々で有名な作曲家の武満徹に「音・沈黙と測りあえるほどに」という著書があります。武満さんの創作活動には、音は沈黙と測りあえるほどに深いものでなければならないという思いがあり、私は、中学2年頃から曲作りを始めていたので、この本にはとても刺激を受けました。ここでは、「音楽」ではなく「音」といっていることが重要です。音楽の素材としての「音」。絵画で言えば「色」。画家がカイガラムシから赤色を見出したように、音楽家は、メイプル・マホガニー・ハカランダなどの木々からギターの音色を探り当てました。親応のWebページにはギターの素材の話などがたくさん掲載されており、ギターの音に詳しい方がたくさんいらっしゃるようなので、音楽や音についてお話できるのが楽しみです。

 さて、私は、東京都大田区大森で生まれ育ち、現在埼玉県春日部市に住んでいます。学生時代からライブ活動を始め、音楽業界でスタッフとして15年ほど過ごしました。その後、コンピュータ技術者として20年勤め、今年で定年になります。音楽活動は学生時代から今まで途切れることなく続けています。自作の歌を中心にライブもコンスタントに行っています。楽器は、ギター・ベース・ドラム・ピアノ・フルートなどを演奏します。音楽のジャンルは、クラシック・ジャズ・フォーク・ポピュラー・歌謡曲から能・長唄・民族音楽等、ほぼすべてが対象です。また、定年後の生活を考え、53歳でバイクに乗り始めました。カワサキの250CCオフロードに乗っています。そして、3年前から仲間とインターネット番組の制作を始めました。大好きだった音楽バラエティ「しゃぼんだまホリディ」のパロディーで「しぼんだままサタデー」という番組です。YouTubeで検索すると出てきますのでぜひご覧ください。さらに、活動範囲を広げようと親応に参加することにしました。よろしくお願いします。

 先日、男性の平均寿命が80歳になりました。今年、60歳になる私に残された時間はあと20年と考えると、会社に65歳まで残る選択肢はありませんでした。来年からは「沈黙と測りあえるほどの」大好きな事しかしない人生を歩みたいと考えています。




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