2020年10月28日
<エッセイ一覧へ>

「30年ぶりのギター」
 
(みきやん/1960年生/奈良)


 はじめまして。2020年7月に入団させていただいた1960年生まれの60歳、奈良在住の小川と申します。

 私が初めて自分のギターを買ったのは中学生の頃でした。かぐや姫がまだ解散前で「神田川」や「妹」「赤ちょうちん」などを聴き、自分でもギターを弾いてみたくなったのがきっかけでした。
 しかし当時は新潟の田舎に住んでいて近くに楽器屋がありませんでしたので、何の知識もないまま、時々行くレコード屋の2階で売っていたフォークギターの中で一番格好良く見えた安い1本(今思い出すと、ギブソンのハミングバードもどきのピックガードが付いていました)を買い、誰に習うわけでもなく、かぐや姫などのフォークからS&Gなど洋楽の楽譜集を見ながら自分の部屋で毎日ポロンポロンと弾いておりました。

 しかし多くの方と同じように、社会人になり結婚して子供ができる頃には、ギターは押し入れの奥の奥に押し込まれ、全く弾くことがなくなってしまっていたのです。

 しかし定年が見えてきた55歳の頃、たまたま自宅近くの音楽教室の「短期レッスン」を受講して「またギターを弾きたい!」と思うようになり、定年後の趣味にするためにと、ちゃんと基本から学ぶために月3回のレッスンを受けることにしたのです。
 それから5年、なかなか思うように上達はしませんが、週末は家で弾き語りやソロギターなどでギターとの時間を楽しんでいます。

 残念ながら奈良にはSPがなく、入団はしたもののメンバーの皆さんとは全く交流出来ないままですが、いつか近いSPに参加させていただきたいなぁと思っておりますので、どうぞよろしくお願いします。
  



エッセイ一覧へ→
トップページに戻る→