「お帰り!」
ちゅーろん
  

2004年10月5日、まったく不思議な素敵な事があった。

イバニーズ(今はアイバニーズと読むにゃね)のAW−200リミテッド・・・
私にとって一番思い出、思い入れのあるギターでした。

6年前、事情があり手放すことに決め、
阿倍野のT楽器という老舗の楽器屋さんに6万円で買いとってもらった。
「コレクションにする」といっていたので、大事にしてもらえると安心して譲れました。

しかし、一昨年、再びアコギを触りだしたとき
もう、後悔先に立たず状態・・・
「なんで手放したんやーー青春の思い出が詰まりまくってたのにぃぃぃ」

でも、元来の気の弱さのせいか(?)T楽器に買い戻しに行く勇気も無く
でもでも、思い切って行ってみたら私の事はすっかり忘れていて
それとなく話してみたが、既に手元にはないのか覚えていないのか
単に新しいギターを薦められるだけだった。
他のお客さんが来たとき、そっと帰りました。

結局、他のギターを買ったりはしたが、ずっと引っかかっていた。
で、今年に入ってから「何とかしたいなぁ、そうだT楽器の社長宛に手紙を書こう」
と、実は書いていました。
内容は「10万円くらいなら何とか用意できますので買い戻させてください」
とかなんとか。
でも、断られたらショックやなぁ・・・で、手紙を出せず・・・

毎日、ネットで同じものを探したりしていました。
リミテッドじゃないものは見つかったが、状態がいいものとはいえめちゃ高い!
定価の1.5倍から2倍位に・・・
確かにイバニーズのアコギ自体数も少ないし、コレクターにはたまらないんでしょう。

私のはキズキズの状態で音的にはともかくなにより思い出が・・・
でも、毎日中古情報を眺めてはため息・・・なかば諦めていました。

で、今日、弦を買いに心斎橋のI楽器によって
何げにアコギのコーナーを観ていました。
ヤマハのLL−36の中古がもうでていたので、観ていたら店員さんが
「どうぞ、弾いてみますか?」って声をかけてくれたけど、
「ははは」って愛想笑いを返して、しばしうろうろ・・・・

で、端の中古を置いているところを観ると
「エーーーー!!!!こ、これはーーーーー!!」
そう、あのイバニーズAW−200LTDが!
すぐに店員さんに 「こ、これを見せてください!!」って、
聞かれもしていないのにいきさつをぺらぺら喋って。
で、即!分割で購入!!
税込み99000円

自分で、頭の中に描いていたのと同じ金額!
まぁ、傷が多いのとイバニーズのオリジナルのデュアルミックスていうピックアップ
がついているのと(私もつけていた)エンドピン以外に穴を開けて
シールドジャックを付けているのも同じで。
観ているとどうも、自分の持っていたのと同じような・・・
まさかまさか・・
オーバーラッカーしていたり、リペア後があったりで、
こんな傷は記憶に無いけど、記憶のある傷も・・・
まさかまさか、偶然にしては出来すぎているやろ・・
なんて思いながら抱えていました。

さすがに20本限定とはいえ、シリアルナンバーまで覚えていなかった。
帰り際、ハードケースを見てみるとこれまた記憶のある痛み方。
ケースの中の乾燥剤も昔、わざわざ買った高部ケースのシリカゲル袋が・・・
もう、興奮しまくりで家に持って帰りました。

家には、当時の保証書があるので、シリアルナンバーを確認すると・・・
まさしく!
初代オーナーは私でした!!!

お帰り!!!!


2004/10/05
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