ボクの罪
Pooh(。・ω・)ノ
  

もうすぐキミの誕生日
去年はこの部屋で二人
ひとつだけケーキを買って食べたね

もうすぐ春なのに
キミのいない部屋はボクには寒すぎて
時間が止まったまんまさ

真夜中にふと目を覚ますと
キミが隣で眠っているようで、
キミのぬくもりを探すけれど
そこにはもうキミの寝息は聞こえない
ただ静かな部屋に時計の音だけが
悲しく響いている

もしも時が戻るなら
あの時買ってあげられなかった
プラチナのリングをキミに贈るよ
そして永遠の愛を誓おう

キミだけを守りたかった
キミと生きたかった
もし生まれ変わることができるなら
キミを探し出すためだけに生きよう
そしてもう一度出逢えたなら
抱きしめて二度と離さない

ごめんね
ボクは弱い男だから
キミを一人ぼっちにさせてしまったね
そして キミのその無邪気な笑顔まで
奪ってしまった

自由を愛するキミにとって
世の中はとてもつまらさそうで
鳥かごのような小さな世界で
いつも窮屈そうに羽を折りたたんでいたね
飛び立ててキミはしあわせかい
どうして一人で
そんな遠くに行ってしまったのか

できることならボクのこの手で
キミをしあわせにしたかった
ただそれだけを後悔しながら
ボクは生きるよ
キミを忘れないで悔やみ続けることが
キミに縛られて生き続けることが
ボクがキミにしてあげられる
最後の贈り物なら
ボクの一生をキミに捧げよう

もうキミはいないけど
ボクからの最後の贈り物


 
2007/03/18
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