光と闇
 
Pooh(。・ω・)ノ
  

少年よ
キミは何を思う
右手にもったナイフを 母親向けて振り上げ
その時 キミの瞳に何が映る
キミのその手はナイフを持つためにあるんじゃなくて
愛する人を抱きしめて守るためにあるはずなのに
誰が少年に教えてあげられただろう
少年のココロに巣食った闇に
誰が気付いてあげられただろう

少年よ
キミはいま何を思う
この世は決して生きやすくはなく
キミに優しくもないだろう
キミたちの歩む道は平坦ではなく
時に冷たい風がココロに吹くだろう
だけどキミは負けてはならない
キミはしあわせになるために生まれてきたのだから
誰が少年に教えてあげられただろう

少年よ
キミの未来に何が見える
ただ一人 冷たい壁と向き合って
まだ 行き場のない苛立ちを抱えているのだろうか
自分が犯した罪の重さを悔いているだろうか
キミがしてしまった事実は決して消えはしないけど
キミの目が輝きを取り戻し 前を向いて歩けるならば
何度でもやりなおせる
きっとキミはしあわせになれるから

少年よ
キミたちの歩む道はいつも光と闇の狭間にある
時に闇に吸い込まれそうになるだろう
迷ってもいい 間違ってもいい 
あきらめず 前に進めば 
必ず 光は見えてくるから
そして いつか 大切な誰かに出会ったとき
キミは知るだろう
自分も誰かに大切に思われていたことを

少年よ
キミに伝えたい
あきらめないで 歩いて欲しい
この世の全てに絶望し 何かを傷つけたり
自らを消したりしないで欲しい
つまずいても 何度だって立ち上がればいい
立ち上がる力がないのなら 休めばいい
今キミの目に映る大人たちは
つまらなく見えるかもしれない
信じる価値などないと思うかもしれない
けれど キミもいつか大人になり 知るだろう
だから まだ 終わらせないで

キミの 命を 終わらせないで
キミの 未来を 終わらせないで


 
2007/10/24
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