ともだち 
 
覚醒爺
   
やるせない想いをを胸に
ともだちは去りました。
今日と言う
日が来ることは
避けられぬことだったのでしょう・・・・・・。


1割の人々が経済的利益の9割を手にし、
9割の人々が1割の経済的利益を手にする。
このような社会はどんな社会なのでしょうか・・・?

もはや格差社会という言葉が叫ばれて久しい。
昨年の暮れ高校時代本当に仲のよかった友人と
この議題で大激論となった。


人はその立場や身を置く環境、
なかんずく経済的状況が考え方に大きく作用するのであろうか?
ウム・・・・・・「作用する」のか・・・・・・、
枝葉末節は多少の変化を見ても、
基本的理念、生活信条は変わらないであろう。
否、変わるのであろうか・・・・・。
それとも・・・・・、


私は「一富九貧のような社会は継続不可能な社会である。」
また、
「持てる者は持たざる者のことを考えて発言し、行動すべきである。」
「某国のエゴに固められたナショナルスタンダードをグローバルスタンダードと詐称する仕組みを暴き、日本は日本独自の資本主義に戻るべきだ。」
と主張した。

それに対し彼はこう返してきた。
「一富九貧の社会は、恐らくは、否、必ずややってくるやろ。
また、そのような社会になっても仕方ない。
今の社会システムは資本主義の完全自由競争社会やで。
そんなこと言うたって何なるんや、そんなこと言うた所で世の中変わるんか?
9割の人間が1割の人間に物言いたくば、この1割の社会に上がって来なさい。
同じ土俵に上がれない者が地べたで叫んでも上には届かんで・・・。」

「覚醒爺!おまえいつからそんなグ○○○○スみたいなこと言うようなったん。
悪いけどなあ!
俺の前でそんな話は今後一切せんとってえなあ!
俺らは勝ち組なんや!なんで酒飲みながら負け組の話しするんや!
もう、絶対俺の前でその類の話はせんといてえなあ!」
とねじ伏せるうように言った。

高校時代こいつこんなやつやなかったのに、

ほんでもなあ、
お前がなんと言おうと
俺の考えは変わらんぞ
こんな社会は絶対に持続継続不可能な社会やと思う。
何故なら、グローバルスタンダードこそが
不完全自由競争且つ完全不公平な社会システムなんやから。


 
2009/1/4
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