TBS特番『若年性アルツハイマーと闘う』から
 
しゃんはい
   
今、まさに今、の記憶を失ってしまう不安、苛立ち。
それは恐怖かもしれない。

喜怒哀楽への影響こそ無いがため、周囲のリアクションも理解できる
し、笑うことで守りに入らなければならない自分自身をも、
発症者は理解しているものらしい。

外観は健康者と変わらない、
病人の風体が無いだけに一層、悲しい病だと思った。

健常者と同じ仕事をしたい、そんな希望があっても電車の乗り方さえ
忘れていては成り立たない願望だ。


定年退職後の生活といえば、夫婦水入らずという“家族”というのが
普通だろう。つまり“家族の絆”は、妻と夫のわずか一本のキズナだ。


 『(妻は)私のすべてです。彼女なしには生きていけません。。。』


これもひとつの夫婦の形態なのかもしれない。
(極端なのかもしれないが)



若年性認知症。

40代からの発病もあるようで、私も皆さん他人事ではないようです。
唄えるまで唄いましょう。
コードを弾けるまでギターをかき鳴らしましょう。

“歌うたい”というメッセンジャーでいられるまで。



 
2009/1/8
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