発表会
000-おやじ
 

私、ギターは中学生の時からですけど、結婚してから、ずっと弾いてなくて。
でも、音楽してなかった訳じゃなく、ピアノ習ってました。
...........オヤジのピアノ。................キモい。(><)
なんて、ゆわないでね。 (..)

娘が小さい頃、ピアノの発表会を見に行った事があります。
隣に白鳥麗子のお袋みたいな中年女性が座ったんです。

「お子様がお出になるんですか?(^^)」

「え、ええ。まあ。(^^;」

「うちは、一番上がチャイコフスキーをやるって言うもんで。
私が『ヴェートヴェンなら行かないよっ!!(><)』ってゆったからかしら?おおっほっほっほほ。いえ、ニ番目はヴァーイオリインをやってますのよ。おほほほほほ。私も昔は、ピアーノ、ヴァーイオリインと忙しかったわ。ああっはっっはっは。
あら私、喋り過ぎ?おっほっほっほ。(^^)」

「いや、いや。なかなか。あはははは。」................(・・;

やがてステージが明るくなって、

なんと、饅頭の包み紙で作ったような服を着たピアノの先生が出てきました。
それは、私がプログラムを持ったまま、椅子からころげ落ちてしまう程、物凄い衣装でした。

..............何だあれは、この世の物とは思えん。(><)
..............小林幸子の方が、じみだし。(・・)
.............ここは、ディズニーランドか?ちがうだろ?....(><)
.............頼むよ、俺は笑いに来たんじゃないんだっ!!(><)
.............が、我慢だ。わが子が出てくるまでの我慢......(><)

やっと娘の番になって、
手が痛くなるほど拍手する私の目に飛び込んできたのは..........
先生と同じ、饅頭の包み紙にくるまれた、私の娘でした。(・・)

え?.............嘘?.......よせよ。(..)


2002/12/26
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