ウィスキーの思い出
 
日高の鳥さん
  

初めて酒をちゃんと飲んだのが15歳。
春休みに、知人の軽井沢の別荘へ
友人3名で泊り込みに行ったときのこと。
それは
ジョニ赤だった。

ビールを飲んだ記憶はないのだが、
3人で1本を空けた。もうベロンベロン。
でも何だかやけに気持ちがよくて、
ウィスキーが好きになった。
初恋のように、それ以来ずっと大好きだ。

その後
サントリー角瓶と出会い、
ジャパニーズもうまいと知った。
最近テレビで小雪がハイボールを作っているが、
あんな風にやられたら、やばい!飲みすぎる。
夢でいいから小雪に作ってもらいたい。

バーで飲むようになると、
シングルモルトを覚える。
ブレンデッドウィスキーにない個性は
アイレイ島のヒースの泥炭が醸す強烈な香り。
アイレイウィスキーにぞっこんになった。

たばこをくゆらせ、
暗い照明と古いジャズに浸りながら飲む。
グラスの中でまん丸の氷が美しい。
隣にいい女でも座ってくれたら、
もっとテンションの高い夜になるのに。残念!

でもまだ若すぎて、どう格好つけても
全く絵にならなかった。なつかしい思い出。



2010/03/31
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