I Shall Be Releasedの歌詞について | |
ジョンジョン | |
Bob Dylanのアイ・シャル・ビー・リリーストという曲だが、沢山の人がカバーしている。
日本人の歌手もカバーしているが、どうも日本語歌詞がおかしい。他も調べていたらブログやホームページで日本語訳を書いている人も多いが、そちらもどうもおかしな日本語だ。全く意味がわからない。この歌はたぶん決定的に誤解されているのではないだろうか。と思い自分で解釈してみました。さて判定やいかに・・・ まず、この歌を歌っている人は誰だろう?と考えてみると、I shall be released(私は釈放されるべきだ)と言っているのだから。囚人でしょう。場所は囚人が歌っているのだから、ここは刑務所。 ちなみにボブ・ディランが後に世に出す"Hurricane"の歌の元になったRubin Carter事件は1966年に起きている。ボブ・ディランがこのI Shall Be Releasedを作ったのは1967年とされている。この時既にRubin Carterの冤罪を知っていたのでは、と私は思う。 歌詞と私の訳 They say ev'rything can be replaced, どんなものも取り替えられてしまうっていうことだ。 Yet ev'ry distance is not near. しかも、どこまでの距離も近くはないって言うことだ。 So I remember ev'ry face Of ev'ry man who put me here. だから俺は俺をここ(監獄)に入れたやつら全ての顔を思い出してたんだ。 I see my light come shining 俺は俺の後光が来るのを見たんだよ (このlightはI saw the lightやThis little lightと同じ) From the west unto the east. こう、西の方から東の方向にな Any day now, any day now, もう今にでも、今にでも I shall be released. おれは釈放されるべきなんだ (解放とか自由になるとかではなく、はっきりと釈放という意味) They say ev'ry man needs protection, 誰でも護られる必要があるとか言うよな They say ev'ry man must fall. だれでも罪を犯すもんだと言うよな (The Fall of Man アダムとイブの罪・・・たぶん。) Yet I swear I see my reflection だけど誓って俺には今と反対の俺の姿が見えるんだよ (reflectionだから逆の自分) Some place so high above this wall. この壁のずっと上の方のあたりにな (this wallとわざわざ監獄の壁を指差している) I see my light come shining 俺は俺の後光がやって来るのを見たんだよ From the west unto the east. こう、西の方から東の方向にな Any day now, any day now, もう今にでも、今にでも I shall be released. おれは釈放されるべきなんだ Standing next to me in this lonely crowd, 俺の隣の房で立っているやつ、この孤独な群集の中でな、 (孤独な群集:刑務所には大勢いるが1人ずつ独房に入れられている) Is a man who swears he's not to blame. 誓って、こいつは絶対に無実の人間だぜ All day long I hear him shout so loud, Crying out that he was framed. おれはこいつが一日中「おれははめられた」って大声で泣き叫んでいたのを聞いてるんだから I see my light come shining 俺は俺の後光がやって来るのを見たんだよ From the west unto the east. こう、西の方から東の方向にな Any day now, any day now, もう今にでも、今にでも I shall be released. おれは釈放されるべきなんだ |
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2010/06/14 | |
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