サイモン&ガーファンクルに感謝
 
日高の鳥さん
  

私のギタープレイについて

以前、私の音楽の原点は
グループサウンズと書いたが、
ギタープレイに限っていえば、
それはポールサイモンである。

先日、次回の練習会で
何を歌おうかと考えていた時に、
今までフィンガーピッキングで
歌ったことがなっかたと気づき、
ストロークの曲に偏っていたと反省した。
ラインでの音出しが好きではないので、
フィンガーではボリューム不足だと思い、
知らず知らず避けてきたようだ。

しかし、ギターを始めたころは
S&Gのコピーに熱くなり、
ギタープレイはポールサイモン、
英語の発音はガーファンクルだった。
何曲かコピーできるようになったが、
もう今では自分流に変わってしまった。

何となくS&Gの歴史を紐解いたら、
結成は1964年(私は8歳)と大昔。
1970年にアルバム「明日にかける橋」で
グラミーのレコード賞とアルバム賞を受賞。
私はまだ14歳でそんなことに興味がなかった。
その後S&Gとしての活動を止めたため、
あの伝説のセントラルパークでの再結成まで、
ファンは11年間待つことになった。

私はそのとき結婚したばかりの25歳。
当時はバリバリにギターを弾いており、
80年代に作った曲が多いことを考えれば、
私にとってかなりハイな時期だった。
そしてあの公演をテレビで観た。
私が小さい頃の曲が多いはずなのに、
なぜか懐かしい。聴いたことがある気がした。
なぜならそれは、
ずっとフィンガーピッキングの師が
ポールサイモンだったからだ。

「アメリカ」を初めて観た。
ポールサイモンが弾いている姿を観た。
たった数分だが、全部覚えた。
今でこそ聴くと観るはいっしょだが、
あのころは別々が当然の時代。
ギター弾きがテレビに出ようものなら
釘付けで盗み見たものだ。
そして「アメリカ」は私の歌になった。

歌詞の内容は
映画「イージーライダー」を彷彿とさせる。
私もかつて長髪だったことを思い出した。



2010/08/06
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