オヤ応に入会して一年が経ち、いくつかのSP練習会に参加させて頂いた。埼玉県日高市から出かける私にとっては、どこへ行くにも時間がかかるので、アプローチをどう過ごすかは重要な問題だ。長い移動時間は読書にもってこいの時間であるが、ともすると居眠りの時間に変わることもある。ただ窓を流れる景色を無心に眺めることもある。今日は何を歌おうか、どの順番で歌おうかと考えることもある。一体何しに行くのか忘れそうだ。

　特にパタータは遠い。しかし、パタータの魅力は会場やステージの広さにある。また、集まってくる常連メンバーの気安さも魅力だ。毎回小旅行を楽しむ気分で出かける。参加者の数もまたほどよく、1時間もあれば次の番が回ってくる。

　つくづく首都圏に住むメンバーは恵まれていると思う。次回はどこへ行こうかと悩むことができるのだから。毎週のようにどこかのSPに参加することができるのだから。しかし、私のように埼玉の辺境地からは厳しい現実がある。首都圏以外のオヤジたちからすれば贅沢な悩みかもしれないが、厳しい。首都圏の人口の多さを考えれば、もっと練習場があっても妥当なのかもしれないが、練習日がブッキングすることが予想され、必ずしも喜べない人も出てくるだろう。そう考えるとフォークナイトは別の魅力がある。都会の真中でオールナイトライブなんておもしろいだろうな。残業終わってからでも参加できるしね。
そんなことを考えながら今年も暮れていきます。来年もよろしくお願いします。