こんなときに年度末
 
日高の鳥さん
  

多くの企業が年度末だと思いますが、
何だか悲鳴が聞こえてきそうです。
被災地の復興には時間が必要ですから、
来年も再来年も年度末は来るのですが、
何せ初めてのことで、呆然としているのではないでしょうか。
実害による操業不可、間接的被害による稼働休止、
自粛ムードによる消費の落ち込み、同時進行の停電。
こうなると営業成績が云々ではなくなり、
会社があるだけでも、働けるだけでも感謝しなければ。

震災後いろいろな事実が明らかになり、
東電の危機管理とは、政府の危機管理とは、
はたまた自治体の危機管理とは、など
何かと危機管理が問題視されます。
想定外だった、というコメントが果たして言い訳になるのだろうか。
1000年前の津波の記録を参考にしろ、という警告が正論なのか。
放射能汚染に関する識者のコメントは、どれが本当なのか、
どれが庶民に理解できるレベルなのか。
情報量が多すぎて、少し交通整理が必要ですね。

ニュースで悲惨な映像を見すぎてトラウマになり、
神経がまいってしまう人がいるくらいですから、
多すぎる情報は自分で取捨選択しなければ
かえって惑わされる結果になるようです。
この先は災害ニュースは一本化して、
国民が混乱しない方法を模索したほうがいいように思います。
事実は誰が話しても事実です。誰かに責任を押し付けようとする
姿勢や、無理に語らせようとする民放の記者たちにイラつきます。
淡々と粛々と、この事実に向き合おうではありませんか。
朝はかならず来ます。ともに戦いましょう。


2011/03/31
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