斉藤和義って、けっこういいぞ 
 
(⌒杰⌒)AMAG'Y
  

〔斉藤和義〕…栃木県出身の'66生まれ、今年46歳。
181センチのO型。けっこうでかいな。
'93「僕の見たビートルズはTVの中」でデビュー。
TV「ポンキッキーズ」挿入歌〔歩いて帰ろう〕がヒット。
2007年から2008年にかけて知名度が高まる。
詳細は、Wikipediaなどを参照に。

なぜ、〔斉藤和義〕か?
おめ、70年代フォークだったでねーのか!
そうである。
守備範囲は、「70年代フォーク」なのだ。

世の中には、
なんのこだわりもありません。来るもの拒まずで、何でも好きですよ
と、さも物わかりのいい善人顔で、流行り廃りにこだわらず、
なんでも取り入れています、なんて人がいる。

損である。大損である。株大暴落である。
何でも好きというのは、結局、なんのこだわりもないということで、
結句、自分の特徴なんてなんもありまっしぇん、とほざくのと同義なり。
かつ、その人の、人としてのイメージをあやふやにもしている。

おやぢだげど、当世の流行歌も好きでっせ。
と、でっせ発言するおやぢもまた、「まぁ、年齢の割に開けてらっしゃること、おホホホホ」と、賞賛されると思いきや、
「あっ、そっ、好きにすれば」と、使い古しの鼻紙のごとき扱いでゴミ箱行きである。

それよりか、
「演歌命、軍歌一本やり、反戦歌心酔、カレッジポップス専門」を標榜する方が
音楽の志向がくっきりすっきりするトリニトロンである。

もちろん、聴き手側の好き嫌いが明確になるから反発も必至。
公の場所でそれらを表現・演奏・披露する場合は、ブーイングも白け鳥も冷ややかな無視も覚悟する。
赤面上等、蒼白泰然、さぶイボ全開で、自己主張を貫こう。

で、
〔70年代フォークの弾き語りスト〕を常々口にし、それを人前で唄いもし、
関連楽譜・資料をあれこれあがないもしている自分が、
何ゆえ、90年代〜現在、まさにいまいま活躍中の〔斉藤和義〕であるのか?

時は1990年前半、場所は近所の小学校。
ドサまわりの音楽劇団がやってきたと思いねえ。スシ食いねえ。
カミさんと当時、まだ幼稚園児だった息子二人を伴い、会場である体育館でウキウキしている自分。

音楽劇団の巧みな器楽演奏とステージぶりが秀逸であった。
と、そこで聴いたナンバーが、冒頭の〔歩いて帰ろう by斉藤和義〕であったのだ。
爾来、〔歩いて〜〕は、自分の中で、ずっとおこちゃま向け楽曲として認識されていた。

んがっ、
最近、radioでときおり耳にするなんかいい感じ≠フ曲が〔斉藤和義〕であったわけで、
〔歩いて〜〕も別におこちゃまではなく普通のオトナの歌詞と分かり、
斉藤和義をちょっとアコギでやってみたくなったわけで、Guitar譜なんぞ探してみたわけで、Netオークションで出物があったわけで、入札→落札したわけなのです、姉さん。

けっ!
結局、オマエも優柔不断居士かよ。
初志貫徹の信念はどこへ忘れちまったんだよ〜。
ま、ま、ま、ま、ひとまずここは穏便に穏やかに。

Liveなどで何度か同じステージに立つ時、
何でもありの選曲で臨むより、多少範囲は広くても、
傾向と対策が一括りできるネタ曲で構成するほうが、
聴き手に印象付けられる効果はある。

どのみち、ネームバリューのない素人なのだから、
できれば、大きなくくりでもよいからああ、このおやぢは○○を演るヤツ≠ニなじみにしてもらうほうがいい。

「サザンばかり演る焼き鳥屋のおやぢ」とか、
「小田和正の声に激似のガラス職人」だとか、
「ウクレレ漫談がなまらウケル医療事務スタッフ」とか、
「洋楽ポップスに自己陶酔する僧侶」などと、
なにかと特徴づけられるイメージ戦略は効果的だ。

だらだらと話が長くて、結局何が言いたいのか分からないのと同様に、
客ウケを期待して流行ものをあれこれ見繕ったばかりに、結局薬局
オマエはいったい何をやりたいの?≠ナ断罪の悲劇を招くかも。

自己紹介の定番は〈40代50代には懐かしい70年代フォークをやるおやぢ弾き語りスト〉だが、菜食主義者のおきて破りのステーキ食いよろしく、
今回は、〔斉藤和義〕をLiveのネタ曲にのせてみたい。
それをお許し頂くには、一度〔斉藤和義〕を聴いてみてほしい。

ロックなナンバーや激しいものは弾き語りストには不向きなので、
やはり、軽いタッチのものやバラード系がよいですよ。
たまにはいいっしょ。

一度だけなら許してちょうだい。
別に、オマエが気にするほど誰も注目してないし。あ、そう。
そうである、他人は自分が思うほどアナタのことなんか気にしてません。

ガラスの破片で心を掻き切るようなヤジも、放った本人は明日には忘却のかなた。
ノミの心臓をわしづかみするような醜いしかめ面も、単なる表情筋のけいれんさ。

〔斉藤和義〕が北関東生まれであろうが、子持ちだろうが、五十前だろうが、O型だろうが、構わないのである。ただ、単に、自分もやれそうな良いネタ曲があったからだけなので。

そんなわけで、
今回入手した楽譜で、いま
〔歩いて帰ろう〕〔空に星が綺麗〜悲しい吉祥寺〜〕〔引っ越し〕を練習中なり。

オリジナルKeyで充分声が出る。
コード進行はやや難しくはあるが、ゆっくり反復練習すればなんとか。
いつごろのLiveでやれるだろうか。

それじゃ、また!

  
2012/3/26
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