鼠径ヘルニア 
 
日高の鳥さん
  

タイトルは「そけい」と読む。鼠径とは足の付け根辺りの医学用語で、その周辺にできたヘルニアのことを指す。要は「脱腸」のことで、あまり聞こえのいい病気ではない。患者の80%が男性で、それも40代以上の人が多いそうだ。昨年夏ごろから左下腹に違和感があったが、うずらの卵ほどの大きさに膨らんできたため、12月になって診察を受けたところ「脱腸」と診断された。

医師の説明によれば、私がまだ魚と同じ姿だったころ、睾丸はエラの下(両脇の下)にあった。人間の姿になるにつれ、睾丸はあるべき場所へ管を通って移動した。そのためだけの管は腹膜の下に残り、人によってはその管が裂けて、そこから小腸が飛び出すことがあり、それを「脱腸」と呼ぶ。古代ギリシャ時代から知られていたそうだ。この病気は薬で治すことができず、手術して裂け目をふさぐしかない。放置するとどんどん大きくなり、やがて歩くのも大変なことになる。手で押せば腸は元に戻るが、戻らなくなったときが怖いとのこと。手術は30分ほどで終わるが、下半身麻酔をかけるため、入院が必要になる。治しても再発することがあり、左右で発症する可能性もある。12月の診察後すぐ手術の予約を入れ1月14日に入院した。翌日の手術後は麻酔が切れるまで一歩も動けず、麻酔が切れた後は副作用で頭痛に悩まされたが、病院食が健常者向けだったので毎食おいしくいただいた。6日の入院中はよほど疲れていたと見え、実によく寝た。すっかり仕事のことを忘れ、結果的に前後を入れて9連休をとり、生まれて初めての大休養となった。

初回の独り事のテーマが「睡眠時無呼吸症候群」だったが、体験談をこうして独り事にすることで、もしかして誰かの気づきになるかもしれないと思っている。歳のせいか周囲に病気持ちが増えて、今さら病気の話など聞きたくもないだろうが、軽度のものは自分で気づかないダメ。さっさと直していかないと病気の津波が来るかもしれない。この場合高いところへ非難するとは、すなわちあの世に行ってしまうこと。お互い気をつけましょう。

   
2013/01/30
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