「あ〜、練習会とかギターナイトとか楽しそうやなあ、、、
俺も東京まで行く機会があったら参加するんやけど、、、」
「今暇やんか」
（そう、今私は人生で最もヒマな１か月なのである）
「東京行ったら黒沢楽器覗いてみよかなあ、、、まーちんもいっぱいある
やろうしなあ、、、カスタムオーダーできる身分になりたいわ」
「カスタムオーダーって？」
「まーちんは個人からのオーダーでも、１本から受注生産できるんや。
材質とか飾りとか指定してな。自分だけの１本が作れるんやで」
「それってハンドメイドなん？職人さんが１本だけチマチマ作るん？」
（え！？どうやったかな？まあ手作りの部分もあるやろうけど、、、
あ！！！そや！コイツ、『職人技』とか『受注生産』とか『手作り』
とかゆう言葉に弱かったな！ダメで元々やし、ここで一発カマかけて
みるか！？、、、と、この間０．５秒）
「そ、そやな。いちいち細かいところまで指定するんやから。そりゃ、
値打ちあるでえ〜。ホラ、この本の写真見てみい。まーちんの職人さんが
クラプトンに送ったんやて。ド派手やろ。”職人技”や！」
「ヘえ〜、いくら位するんやろ？」
「値段はさておき、この０００ー４２なんかを復刻することも出来るんやで。
ホラ、おまえいつも見てるクラプトンの『あんぷらぐど』で弾いとったやろ。
これ最高やで。”手作り”で”受注生産”できるんや！」
「これと同じやつ中古で探したらええやん。中古やったら２０万くらい
とちゃうの？」
「アホ！こんなんそうそう見つかるかいな。それに２０万で買えるんやったら
苦労せんわ！カスタムオーダーした方が安、、、ン？」
「カスタムオーダーしたら、いくらなん？」
（ウ〜ン、、、どっちのほうが安いんやろ？あまりにも縁遠くて見当もつかん。
そや！レコード売ったらええんや）
「持ってるレコードコレクション全部売ったら買えるわ！あ〜なんでこれに
今まで気ぃつかんかったんやろ。ほなさっそくオークションで」
「何ゆうてんの！あの薄汚いレコードは、あんたが死んだら葬式代や」
（どうもオチがイマイチで、、、すんまへん）
