この国の「かたち」
覚醒爺
 
1981年、先代が家業を個人から法人化した際、厚生年金加入の手続をした。
社会保険事務所からの答はノーであった。赤字会社は加入できません。
というのがその理由だった。

1990年代前半、法人事業所の厚生年金強制加入の通知が来た。
何を今更と、放っておいた。
また通知が来た。放っておいた。
最後の督促状にはこのまま放置すると健康保険適用除外事業所とする。
と脅しにも似た通知が来た。手続きをする事とした。

その際”国家の公僕様”に尋ねた。
今から厚生年金に加入し将来どの位の保障が得られるのか?
返ってきた答とその誠意の無さは期待に外れなかった。
「そんなもんわかる分けない。(笑)貴方いくつ?そんな先のこと解らんで。」

将来の保障は不詳だが、強制的にその保障のためにお金は徴収する。
足りる時はお前等は不要である。足りなくなったら、あんたからもむしったる。
その場当たり的な振る舞い、誠意の無い言動。

今回のWARに関する政府の極めて場当たり的理不尽な対応振りをみるにつけ、
この国の「かたち」の一貫性を見た思いがした。

合掌

2003/03/21
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