2004年9月15日
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「はじめてのギター」
 
(KAZU21(にい)/48歳/山口)


社会人になって初めて買ったギターは、東海楽器の「CE2500T」でした。
1980年、東海楽器がマーティンギターの日本総代理店当時の受注販売品だったと記憶しています。

理由は中川イサトが使用している?という単純なことでしたが、当時ギターといえば「Dサイズ」の全盛期に「000サイズ」しかもピックガード無しの渋い姿にも惹かれていました。

地元の楽器店にオーダーしたところ「東海楽器はハーモニカのメーカーだ」「25万円も出すのならモーリスギターにしなさい」等々の非難を受けながらも待つこと半年、届いた時の驚きは今でも忘れません。・・・な・なんと・・無い筈のピックガードがちゃんと付いている!!・・しかも、カタログと何かが違う・・

ピラミッドブリッジ?? 後で分かったことですが、私の注文したのは「CE2500S」なのに「CE2500T」が届いていたのです。

しかし、それなりに満足はしていて10年間はメインで使っていました。

その後、念願のマーティンも手に入れ、ずーと使わなかったのですが昨年、久々にケースから出して新たな発見をしました。 サイド・バックがハカランダだったのです。 20数年も経って気づくのもどうかと思うのですが、再び愛着を感じてしまい大金を賭け修理しました。 やはり、10〜20年に一度は定期的な修理は必要なのでしょうか?
ついでに、ペグをウェーバリー交換しましたが、音はマーティンには勝てません。 

参考までに、修理内容と金額を記しておきます。
 1.塗装の酸化変質 修理できません
 2.裏板ブレースの剥がれ(音量低下) 8箇所 3万円
 3.表板の割れ 1箇所 1万円
 4.フレットの減り浮き 全交換 4万円
 5.スキャロップの削り 一式  3万円
 6.ブリッジ弦穴付近の割れ サービス
 7.ペグ交換 サービス

最後に、「CE2500S」と「CE2500T」の違いの分かる方がいましたら、教えて頂けないでしょうか?


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