2005年1月10日
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「マーチンギターへの憧れ」
 
(アマパラ/39歳/千葉)
 

昭和53、54年頃、冬の稲妻、涙の誓い、ジョニーの子守唄、次々とヒットを飛ばすアリスに憧れ、ギターを始めました。

中学の友達が次々とヤマハのギターを買って行く中、私は母親に通信販売でキャニオンと言うD41もどきのギターを買ってもらいました。最初の2、3ヶ月は全く弾けず、挫折しかけていましたが「冬の稲妻」(3コードだけ)が何とか弾けるとそれをきっかけにアルペジオ、スリーフィンガーと進み、関白宣言(何故かさだまさし)にたどり着きました。

また、ギター仲間と御茶ノ水に行くのが楽しみでショウケース飾られたマーチンを眺めてはため息をつき、マーチンの弦だけ買って家路に着いた事を今も覚えています。D45が88万円、アダマスも88万円の頃です。

アリスに憧れたのですが何故かギブソン、モーリスには全くときめきませんでした。高校入学祝(8万円)を握り締めて、今は無き、「オグラ楽器」に行き、ヘッドウェイのマーチンコピーを購入しました。高校進学してから部活動が忙しくギターケースを開ける日が殆ど無くなり、大学入学を機にヘッドウェイを友人に売ってしまいました(半額で)。

それから約20年の歳月が流れ、結婚して、子供が出来、皆様と同様にギター熱に侵され、この3年で7本のギターを買っては売りの繰り返しをしました。現在はメリルのOM28で養護施設の仲間とバンドを組み、施設のクリスマス会などに使用しています。

メリルだけの1年が過ぎ、先日、よく行く楽器店で「福袋五万円」と称したD28(96年のSQ)を購入しました(これは得したと思っています)。やはり、マーチンが無いと心細い思いがありました。私にとって2本を弾くことは大変ですが、この2本でしばらく様子を見ようと思っています。

しかし、様子を見ようと思っていても、すぐに「もっと良いギターないかな(心で思っている状態)」とお茶の水界隈のホームページを毎日眺めています。これから施設のバンドでD28が活躍する日々を今から楽しみにしています。

そして、柏に出没できるように頑張って、日々、ギターを弾いて行きたいと思います。

今後もよろしくお願い致します。

 
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