| 「木曽鈴木が初恋の相手」 |
| |
| （シーゲル／４６歳／埼玉） |
| |
ギターは彼女のようなものです。惚れた腫れたや出会いも別れもあります。彼女ならそうもゆきませんが、ギターなら気に入ればベッピンさんを何人・・いや何本でも所有できます。暫くほったらかしでも、弾かれるまで黙って待っています。オヤジに取っては現実の生活では有り得ない泣かせる事じゃありませんか！
ギターにとっては弾いてあげる事が肌を触れあったり会話したりする事です。本物の女性と違うのは、持ち主が死んだらそのギターが人に渡って誰かを楽しませる事。これはちょっと寂しいですが、大切なギターを所有する人の責任と感じていいます。
中学生の頃に初めて買ったスチールギターは1万円位の木曽鈴木でした。当時は考えられなかったあこがれのブランドを持てるオヤジになった今、自分の好みに合った彼女・・でなくギターを何本も持てるのはこの上ない喜びです。
ギター選びの基準はいくつかありますが、中でもお気に入りの3人の彼女達の紹介をさせて頂きます。
|
 |
Martin OM28 1930年
Elderlyの通販で入手。親と同じ年齢ですが、レストア物。
枯れて、品があり高低音のバランス取れた音は絶品。弾くとついつい感情が入ってしまい、腕の汗がトップの塗装を曇らせてしまいました。バーフレットが多少引っかかりますが、繊細な音はこのフレットだからでしょうか？ロングスケールから繰り出される天然リバーブは、ゆったりしたFinger
Pickingがぴったり。 何時お相手をしても心安らぐ上品なOld
lady。 |
|
Martin O28 1927年
ハワイのオワフ島の古い楽器屋で購入。日本で少しづつ金と時間かけて修理。修理をしたら大きな深い音が出るようになってびっくり。クラシカルな曲がぴったりのショートスケール12Fジョイントギター。ボディのなだらかなラインと柾目のハカランダは見惚れてしまう年増のバックシャン。 |
|
 |
 |
シーガル SS82 1990年頃
中古で購入。000-42タイプ。スケールが短いからか、弾いたときの反応がOMより早い。厳しいストレッチも楽々。僅かにウエザーチチェックが入りとうが立ちはじめたが、反応は敏感な大和撫子。 |
|
|
| |
|
|
