2005年12月22日
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「ギターは一生の共」
 
(J.seiji/42歳/神奈川)



ギターを始めたきっかけは中学1年の文化祭で、当時の3年生の演奏の「かぐや姫」の演奏を聴いて感動してからである。すかさず、お年玉と親に援助してもらいヤマハの4万のフォークギターを買った。当時はかぐや姫とアリスが全盛期で、よく同級生と練習した。

しかし、私には音楽の才能はなくコードストロークのみでジャカジャカと弾いていただけでした。必ず、学年に1人、2人はめちゃくちゃに巧いヤツがおり、当時はギターの巧いヤツ=カッコ良いが定番の時代であった様に思う。弾く曲はフォークでも、聴く音楽は当時は、70年代のブリティシュロック全盛期で、ほとんど洋楽ばかりを聴いていた。ビートルズに始まり、パープル、ZEP、プログレ等。バンドの中でも特にギターの音ばかりを聴いていたと思う。

その後、高校から30歳前半まで、ピタリとギターから離れ、再開のきっかけは、九州から単身赴任で長らく東京にいた際、休日にする事もなくパチンコに行っては負け、これではいけないと思い、何かに趣味に没頭しようと15年ぶりにギターを購入した。実に不順な動機。

最初にマーチンD1を買ったのは、やはりクラプトンのアンプラグドの影響。やっぱりカッコ良いオヤジの代表格はクラプトンで、憧れです。

その後、再開後は教則本を買い込み、当時は弾けなかった曲を少しずつ練習し今では、完奏出来る曲は少ないけれど、中難度のインストを中心に弾ける様になりました。やはり「好きこそ物の上手なれ」というか、憧れのギタリストの、この曲は何年かかっても何時かは弾ける様になりたい。その想いがあればかなりマスタ−出来るし、年も関係ないと実感しました。ゴルフと並び、ギターも一生の共と思っています。

それとマーチンと言う楽器は、なんとも上を求めてしまう魔力にとりつかれ、今年の夏、マーチン5代目のステップアップで、42ECBまで辿り着きました。人生も丁度、折り返し地点でしょうか、この42ECBと共に、カッコ良いオヤジを目指して、自分探しをしてゆきたいと思っております。


 
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