2006年9月5日
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25年目の再会・再開
 
(IHO/1955年生/千葉)



高校生のときに吉田拓郎の「人間なんて」のLPを聞いたのが始まりだった。 
それをきっかけにギターを弾き始めたのだと思う。 
大学1年のときにつま恋のコンサートに行き、学生時代はフォークのサークルを作って大学際に出たり、自分たちでコンサートを開催したりもしていた。
そのときは、確かグレコのフォークギターを使っていた。 
いつ買ったのか記憶は定かではないが多分高校生のときだろう。
あまりギターそのものへの意識や執着はなかった。 
むしろ皆で楽しく歌って弾いているのが楽しかったのだと思う。

大学を卒業し、会社勤めを始めるとギターを弾くことも少なくなり、自然とギターと疎遠になっていった。
ただ、なぜかギターは手元においておきたくて(いつかまた弾きたいと思っていたのかもしれない)、自分の稼いだ給料で少しいいギターを買いたいと思った。
そうして買ったのがS.Yairi(YD-402)だった。  
だが、買ったもののほとんど弾くこともなく、いつしかギターは押入れに入れたままとなってしまった。
仕事で海外赴任をしていたときも、ギターは倉庫に入れたまま、帰国後もまた押し入れに逆戻りだった。

そうこうしているうちに、いつしか勤続25年以上も経ち、50歳を超え、仕事以外での自分の人生の過ごし方を考えるようになった。
何かやりたいと考えていたときに思ったのがギターだった。
押入れに冬眠していたS.Yairiを引っ張りだし、今年(2006年)の4月からいわゆる大人の音楽教室のアコースティックギター教室に月3回通いはじめた。 
25年ぶりにギターと再会、弾くことを再開した。
ほぼ時を同じくして「戦うオヤジの応援団」を知り入団。 
自分の中で一気にギター熱が再燃し始めた。
ただ、悲しいかな25年のブランクで指は動かない、うまく弾けない・唄えないの状況。

ギターもさらによいものがほしくなり、応援団の方々の助言も参考についにマーティンD-18GE Customを買ってしまった。
マーティンも手に入れたし、これで準備は万全、あとはうまくなるだけ。
でも、あせらず自分のペースで楽しみながら進んでいきたい。
これから先の25年をギターと共に楽しく過ごすことを目標に。



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