2010年2月24日
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「あこがれの石川鷹彦さん」
 
(shimada/1963年生/北海道)


 私が、ギターを始めたのは、小学校5年生の頃だと思います。そのころは、吉田拓郎さん、中学に入ってからは友人とかぐや姫や風のコピーをしていました。が、「ギターは、石川鷹彦が日本一うまいよな。」と、友人とよく言っていました(生意気な中学生ですな@私とその友人。日本一じゃねえ、世界で屈指のギタリストだ)。私たちは、売れっ子のシンガーよりも石川鷹彦さんにあこがれていました。しかし 高校に入って1年生の終わり頃には、もうギターは手にしなくなりました。

 昨年の夏頃に娘が、ギターを弾きたいと言ったのをきっかけに、約30年ぶりに再びギターを手にしました。石川鷹彦さんのフォークギター再入門の本を書店で見つけ、番組は最終回の1回しか見る事ができませんでしたが、しばらくはその本で手を慣らしていきました。私は、石川さんがCDを出している事すら知らなかったので、それから石川さんのCDを探し、楽譜を探し、情報を集め、石川さんの曲のコピーを始めました。長年のブランクのためか(いや、元々実力が無い為です。)、石川さんの曲はかなり難しく、なかなかうまく弾く事ができません。それでも何とか2曲ほどソロで弾けるようにはなり、楽しくて毎日同じ曲ばかり弾いているので、妻と娘はあきれているようです。(私は、24時間「Dori」1曲弾き続けても全くOKなのですが・・・・・。約5分間の演奏なので、288回程ですか。)まだまだ他の曲も練習していきます。

 娘に弾かせるギターは、私が中学3年の頃に買ったCat'sEYES(CE-1200M 1978年製)で、ケースに入れっぱなしだったにもかかわらず、ネックの反りや、TOPのふくらみは全くなく、グローバーのペグの動きが若干渋いだけで、弦を替えるだけですばらしい鳴りを奏でました。そしてCat'sEYESを娘に弾かせると私の弾くギターが無いというのを口実に、ずっとあこがれていた、MartinHD-28(中古ですが)を買い、その2ヶ月後にはD-18(これは新品)まで買ってしまいました。2台のMartinがもっと鳴るようになる頃には、もうこの世にいないかもしれませんが、今は毎日楽しく弾いております。

 中学生の頃に石川鷹彦さんのギターにあこがれ、再びギターを始めまた石川鷹彦さんの曲に出会い、心では勝手に師匠と呼ばせて頂いております。いつかお会いできる事を願い、公式HPを今日もチェックしております。

ちなみに、石川さんが札幌出身と知ったのは、フォークギター再入門を見てからでした。(ファン失格かも・・・・。)
 



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