2010年5月3日
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「日々自分と戦うオヤジでいたい!」
 
(OWLマスター/1958年生/愛媛)


42歳の時、21年間勤めた会社を辞め、現在のスタジオ&喫茶の店を始めました。商売の方法も分からず、珈琲の淹れ方さえも分からないという無茶苦茶のスタートでした。僕はどうやら、小さい時からいつも「どうにかなる」と思いながら生きてきたのだと思います。現在もそうです。

ギターは中学生のころから、人並み程度に好きでした。当時の流行りとしてオリジナルも作ったりしました。大学では迷わず「フォークソング同好会」に入部しました。そして就職後は2年間だけ音楽をやり、その後10年以上音楽とは離れた生活をしていました。

再びギターを手にしたのは、昔の音楽仲間と再会したからです。チューニングの方法さえ忘れてしまっていて、まずはリハビリ開始でした。

ライブハウスに出してもらえるようになり、仕事の傍ら、音楽は一番の趣味であり息抜きとなりました。

仕事はやりがいもあり、楽しさもあり苦しさもありでしたが、一生続けて行こうという気にはなれませんでした。・・・いつか辞める日が来るだろうなと思いながら、昇進もしたり、家族も増えたりしながら仕事を続けていました。

ま、それがある日転機を迎えたわけです。

今の仕事は、喫茶でこだわりの珈琲を点て、ランチも作り、夜はバーにもなりライブハウスとしても多くのお客様が訪れ、スタジオでは高校生から社会人の方が練習に来られ、時にはレコーディングもし・・・・野外ライブも企画し、音響の仕事も請け負い・・というように、サラリーマン時代には全く想像できなかった状況が毎日続いています。

また、2007年から始まった「河島英五音楽賞」には3年連続で入賞し、足元が震えてしまうような大きな舞台で演奏させてもらえたりもしています。

今、51歳の僕の夢(=最も楽しいこと)は、昨日よりも今日。今日よりも明日。一ミリでもギターや自分の音楽センスが向上することです。

そのためには、毎日ギターを弾くことだと思います。ですが、僕のような仕事環境にあっても、毎日ギターを弾けるということはありません。気がつくと「あれ?今日は全然ギターに触ってなかった!」という日も実際あります。

毎日ギターを弾きたい!でも弾けない日もある・・・それじゃあイカン!・・・ではどうしよう?・・・って日々自分と戦うオヤジでいたいと思っています!






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