2011年11月14日
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「歌を口ずさみながら」
 
(シナノ/1962年生/神奈川)


10代というのは色々なものを吸収したり興味を持つのに、いちばんの年代なのですね。
私は中学のときに兄が弾いていたギターがきっかけで、中学・高校とギターでかぐや姫、ふきのとう、NSPそれからオフコースのコピーをしていて、学園祭では、同好会のライブで腕を磨いたりとそれなりにエンジョイしていました。
80年代、大学に入ったころからあまりギターとかに興味がなくなり、たまに帰省したときに実家に置きっぱなしのギターを弾くくらいで、社会人そして結婚と年を重ねるごとに、それさえもまばらになりました。

再びのギターのきっかけは、中学生になった長男の「父さん、ギター教えてくれない?」の一言でした。時間を見つけて教えているうちに、めきめきと上達してきて、今では私よりうまいくらいです。
やはり彼も10代真っ盛りなのですね。

今でも高校のときに買った国産Burny(百瀬さんの若いころの作です)のギターをたまに弾いていますが、さすがに寄る年波なのかフレットの減りやブリッジの傷みが目立ってきたので、メンテナンスも考えたいと思っています。

来年は50歳、これからどのくらいの時間をギターと共に歩めるかわかりませんが、古いギター、新しく購入したギターたちに付き合ってもらって、音楽を楽しんでいきたいと思っています。
去っていった10代のとき、今の若い世代が知らない歌を口ずさみながら。
でもそれって懐メロになってしまうのかなー??





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