2011年12月2日
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「おそるべし。楽器との出会い。」
 
(asason/1963年生/東京)


思いつきと勢いでMartinを購入。
Martinオーナーの集いを探して応援団サイトがヒット。
コンテンツ読みたさにそのまま入会させていただきました新参者です。
応援団コンテンツに溢れているみなさんの心意気に少々たじろぎつつも
全国のおやじパワーに感嘆しておりました。
そんな私ごときにリレーエッセイに参加せよとは・・・
寛大なのか?
挑戦者なのか?
入門試験なのか?
???
きっとこれもこれからのギター人生の登竜門に違いない、
と勝手に勘違いして参加させていただきます。

ファーストギターは小学6年生。
大きくなったら音楽だー。まずはギターだーと短絡的な発想から、
ギターが欲しいと親にねだりました。
(小学生ですもの、バイトはできません)

すると、ある日突然ギターが現れた!のです。

歓喜!

とはなりませんでした。
おませな私は、ニューミュージックの人が使っているフォークギターが、
欲しかったんです。
なのに。なのに。
目の前には白いガットギターが・・・・
・・・
(テレビジョッキーかっ!)
・・・
(違う)
・・・
が、親は嬉しそうに反応を待ってるんですよ。
・・・
打ちのめされた気持ちを隠しつつ(ええ子やなぁ)練習しましたよ。
一生懸命。
いくつかコードを覚えて、歌本買ってきて・・家族で大合唱とかしてました。
ええ子やなぁ・・
いえいえ、ギターがんばってるアピールに必死でした。

1年後、中学生になり、もう一度おねだりです。
私が欲しいのは、スチール弦の張ってあるフォークギターだと強く主張して。
一緒に新宿クロサワ楽器歌舞伎町店にいきました。そして念願のフォークギターです。ネックの細さと、弦の細さ、堅さにビックリしながらも購入したのは、ヤマキの2万円位のドレッドサイズ。
これは嬉しかったですね〜。指が切れるまで弾いていました。

高校生になって、フォークソング部に入部。ハードケースも持ってないし、昨今の背負えるギグバッグなんてない時代ですから(あってもそれではキカイダーのにいちゃんになってしまうので使わなかったことでしょう)、チェックのソフトケースに入れて持ち運び。しかも自転車通学。自転車のハンドルに持ち手を引っかけて持ち運ぶという曲芸をしておりました。案の定、ある日曲がり損ねてギターごと転びました。ボディ下部がパックリ・・! ところが、この後、鳴るようになったんです。どういう加減なのかは未だにわからないのですが。
ニューミュージック全盛の時代でした。オフコース・ふきのとうなどのコピーやオリジナルとかをやっていました。部内にMartinD-35を持っている先輩がいました。ブルーケースが誇らしげだったことを覚えています。

高校時代はインストギターとの出会いもありました。バイト先のお兄さんがギター弾きで、ラグタイムギターや中川イサトなどインストギターの存在を教えてくれ、吉祥寺まんだらではじめて生で中川イサトの弾くギターを聴いたときは衝撃でした。

(〜遠い目で思いを馳せるTIME♪〜〜)

ど〜っと時間が飛びます。
応援団に参加できるくらいまでね。

もろもろ人生のステップを踏みまして、
自分時間が多少とれる年頃になり、まずはゴスペルを始めました。
サークルのノリながらも、なんやかんやで10年続けてます。
こちらのチームはDTMを駆使したオケやら、ピアノやらで
伴奏をするのですが、ごくたまにギターに白羽の矢がたちます。
そんな訳でひさしぶりにギターを弾くことになり、
弟に貸したきりになっていたギターの行方を尋ねたら
==ネック折れたから捨てた==
ううう。折れたんじゃなくて折ったんだろがっ!

しょーがないので、ベビーテイラー購入。
重いのはいや。持ち運びにも保管にも小さい方が楽。
という安易な選択。
数年は満足してましたよ。身分相応のかわいいやつで。

が、今年のライブで、またもやギターでの参加があり、ベビーテイラーちゃんを弾いていると
はじめて聴きに来た高校時代の友人が
「ん10年ぶりにギター弾いてる姿を見たけど、ギターちっちゃくね?」と・・
小さいんだよ。実際。私が大きくなったわけじゃない。
(多少は大きくなってるけど)
メールに毒づきながらも思ったことは、
普通サイズ(?)のギター買っちゃおっかな。

どうせならエレアコにしようかな。
あーMartinの廉価版も出てるのね〜
ピックアップ付きでも高くないねえ・・
Martinって書いてあるとかっこいいかなぁ。
などとネットを見て回りました。
とりあえずどんな音が鳴るんだろな。楽器屋さんいってみないとな。

ほんでもって某日。
お茶の水に・・・・・
数時間後、重たいハードケースを下げて佇んでおりました。

最初はMartin DXMあたりを見てました。
が、「せっかくならいい音のMartinもさわってみたら」という店員さんの
悪魔のささやき、もとい天使の声で・・
もうね。横からも後ろからも音が響いてくるって感動ものでした。
まさか、ちょっと相場を見に来ただけなのに購入してしまうとは・・
おそるべし。楽器との出会い。

ということで、愛しの1本となったOOO-42ちゃん。
分不相応ではありますが、夜に、こそっと弾くのが至上の癒し、楽しみです。

これまで生きてきて、音楽をとおしていろいろな出会いがありました。
おさらいギターを始めたことによって、新たなる出会いがあるのかな。
がんばって練習したら、いつか応援団のイベントに参加できるかな。
そんな機会、出会いがあったらいいなとちょっとわくわくしています。

あああああああ、文章が長すぎる!
長文・駄文失礼いたしました。
応援団のみなさま、今後ともよろしくお願いします。

追記:
ユニクロCMで山崎まさよしが浜辺の歌を弾いているのをみて、
唱歌を再認識中です。
応援団に唱歌ページがあってびっくり。
いいですね〜 活用させていただきます。



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