2011年12月14日
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「息をすること=音楽」であれれば
 
(ショウタ/1959年生/東京)


 はじめまして。ショウタと申します。入会したばかりですので自己紹介も兼ねて、自分と音楽との関わりを振り返ってみたいと思います。

 元々は音楽嫌いの草野球少年が音楽に埋没していくきっかけとなったのは、ブルースとの出会いでした。素朴で生々しくて、エモーショナルなサウンドに「自分もをやりたい!」と、23歳のときに当時出たばかりのフェンダージャパンのテレキャスターを購入し初のバンドを結成。その頃は仕事の合間に楽しめればいいやというスタンスでしたが、それが1冊の本との出会いで大きく変わります。ウエストロード・ブルースバンドのVo・永井“ホトケ”隆さんの自伝「ドッグデイブルース」です。

 「先のことなど考えず、今やりたいことをやれ!」。そういうメッセージを受け取ったような気がしました。そして、4年勤めた編集プロダクションを辞め、フリーとして独立。プロになる・ならないではなくて、今一番やりたい音楽を最優先しようと決意しました。以来、ほぼ四半世紀、ライブ活動を続けてます。もちろん、挫折も何回もありました。そのたびに離れるのですが、しばらくするとまた音楽に戻ってきているのです。基本「飽きっぽい」性格ですから、自分にとって音楽は切っても切れない存在なのだな、と痛感します。

 これは、一度共演させていただいた近藤房之助さんがおっしゃってましたが「ある年のB.B.キングの年間ギグ数が約350回。ほぼ毎日どこかで演奏してる。それが目標」。このように、息をすること即ち音楽である、みたいな生き方が自分にとっても理想です。



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