2011年12月15日
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「オヤジがオタクならシ・ア・ワ・セだな〜」
 
(なか/1964年生/沖縄)


エレキから始まったギター遍歴もアコギが中心になり始めて10年が過ぎ、まわりにはそういう仲間が出来ませんでしたが異動で沖縄に越してきて、ふとしたことでゴーヤーマンさんと出会ってから一気に “オタクの輪” が広がっています(笑)。
いろいろ集まって話すことを沖縄では “ゆんたく” と呼びますが、とりあえず数人だけでも集まれば面白いかも? と呼びかけられた “アコギフリークゆんたく会” も女性を含めフタケタの参加者となり、盛り上がってしまいました。(いやあ、楽しかったあ・・・)

アコースティックギターを弾いたり歌ったりしているオヤジと言われる年齢の人たちの顔がゆるんできて、その音色で癒されるとしたら、こだわってギターを買ったりすることは問題にならないんじゃないかとさえ思えます。

ギターにあまり精神論を持ち込むと弾くのが重たくなってきますが、ギターというひとつの楽器を通じて普通なら知りあえることもない人たちが出会い、友になっていくとしたら素晴らしいことだと思うのです。


ギターを抱え、癒され、嬉しそうな顔をするオヤジたちをみていると、平和だなあ・・・みんなギターを触ればいいのに!なんて思います。

オタクは馬鹿にされることもありますが、単純で理屈抜きに熱中できる趣味を持っているシアワセはオタクでないと味わえないものだと思えますね。

オヤジがオタクなら、きっとシアワセだ! それがギターだったら、オタクの輪はじわりじわりと広がっていくように思います。

一人のオタクなオヤジは点ですがそれがつながり、広がり、面になっていけば、きっとよいことをもたらしてくれるものになると思えています。

たかがギター、されどギター。

たかが趣味、されど人生を豊かに彩ってくれたりする・・・。

このオタクの輪がもたらしてくれるのはオヤジたちへの癒しだけでなく、その場に居合わせた人たちにも広がる や さ し さ であるように思えます。

そんな不思議な魅力がギターにはあるようにも思います。



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