2012年4月17日
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「出会い」
 
(Rin/1969年生/大阪)


関西国際空港に近い、和泉葛城山の山麓で石窯パン工房と“かふぇ”を営んでいます。
夏はバーベキューと川遊びで賑わいますが、山の中で冬はひっそりとしていましたので、なんとか冬にお客様を呼べる方法はないものかと考えていました。
2011年のある日、パーカッショニストの友人が、バーベキューで使っている森の中で音楽祭をさせてほしいと言ってきました。
ミュージシャンを集めてくれて、9月に「森の音楽祭」が実現し、とてもいい音楽と人の集まりができました。

さて、冬は静かになる山荘、おーぷんかふぇをビニールで冬囲いして、薪ストーブを焚いて、大きなテーブルを2つ合わせただけの簡単なステージを創ってみました。
三線とパーカッションのライブや年越しライブなどをおこなっていたので、フェイスブックを開設してご案内。。。すると、メッセージが入ってきました。「先日通りがかった者です。PAがあったのでライブされてるんやろと思い機会があれば見学に行こうと思ってました。。。。」ぜひいらしてくださいと返信すると、2日後には来てくださり、演奏していただくことに。 これがオヤ応のメンバーの方との初めての出会いでした。
フォークソングのとても素敵な演奏に、スタッフにもお客様にも大好評で、なんと毎週演奏していただくことになりました。

ステージを広げて、機材を少しずつ増やしていくと、いろいろな方がステージを使いたいと言ってこられるようになり、三線やアフリカンドラム、ベリーダンスなど様々!
オヤ応の方も、いろいろなメンバーの方を連れて、たくさんのお客様の前で(たまには少しのお客様の時も。。。)今も毎週愉しいライブをしてくださっています。
おいしい空気と水と自然と音楽に囲まれ、山の中でここは咲顔(えがお)があふれ、悦びがあふれる場所になりました。
これから各地のオヤ応の方々との新しい出会いと音楽の日々が愉しみです。
どうぞお近くにおこしの際、関空をご利用の際は、足を延ばして演奏していってください。
「そぶら山荘」




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