2013年3月31日
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「好きな詩を好きな曲で歌う」
 
(土天海/1950年生/東京)


 「好きな詩を好きな曲で歌う」ということをやっています、土天海(どてん かい)です。

 好きな歌はたくさんあるのですが、好きな曲に好きな詩がついているとは限らないんですね。例えば、愛の賛歌の「あなたの燃える手で〜」というのは、この歳になると(63歳です)大きな声で歌うのをちょっとためらってしまいます(シラフでは)。

 ただ、長く生きてきたおかげで、好きな詩や言葉、好きな曲はたくさんあります。それを順列組み合せでドンガラガッチャしますと、ピッタリと合うのがでてくるのです。

 例えば、宮沢賢治の「雨にも負けず」はピーターポール&マリーの「500マイル」にピッタリですし、井伏鱒二の「さよならだけが人生だ」は「エーデルワイス」にピッタリなのです。もちろん、完全にピッタリとはいかないので、そこは適宜自作もいれてということになります。

 これを「好きな詩を好きな曲で歌う」、好好歌(KoKoKa)と名づけました。略称は「KK歌」です。これまで、自分ひとりで、嫁さんと娘たちに聞かせていただけですが、戦うオヤジの応援団に登録させていただいた機会に、いくつかの歌をユーチューブに投稿しました。一度聞いてみてください。


「さよならだけが人生だ」 http://youtu.be/QsbXJTveuLE
井伏鱒二「厄除け詩集」にある「さよならだけが人生だ」を「エーデルワイス」で歌う。

「やがて消えゆく我が身なら」 http://youtu.be/ya_loyt87QE
池田清彦さんのエッセイの題名「やがて消えゆく我が身なら」と新約聖書マタイ伝の一節を菅原洋一さんの「知りたくないの」で歌う。

「友よ、私が死んだからとて」 http://youtu.be/akG5p_gKh5Y
1949年に17歳で自殺した詩人、長澤延子さんの詩「別離」を岡林信康さんの「友よ」で歌う。

「雨にも負けず、風にも負けず」 http://youtu.be/s-SNE_pc3aw
宮沢賢治の「アメニモマケズ」を、ピーターポール&マリーの「500マイル」で歌う。

「さあ、それならば行くがいい」 http://youtu.be/CqcJMUH0xXg
八木重吉の詩などをシャンソン「愛の賛歌」で歌う。


これ以外にも、KK歌・土天海で検索していただくと、いくつかでてきます。
これまで人前で歌うことはなかったのですが、これを機会に色々と催しに参加したく思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
   




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