ギターって良いなぁ……
テツ
  

当方42歳の会社員。

2年前に新築したばかりの自宅のリビングには、湿度が安定している10月〜5月の間はいつもアコースティックギターが4本並んでいる。

K.YAIRI YW-1000(1977年)、YAMAKI DY-35(1975年)、Ovation ADAMAS エレガット(1993年)……そしてMartin D-28(1973年)である。

家の地下には自慢のスタジオがある。

家は閑静な住宅街に建っているので、防音扉2重、コンクリート駆体厚60cm、防音効果120db、24時間大音量でバンド練習ができるように作った。

湿度の多い6月〜9月の期間は、除湿機を回しっぱなしにして、いつも50%〜60%に保つようにしているので、アコギを含めた他のギターたちは皆ケースから出した状態でスタジオの壁に掛けてある。

因みにそのギターたちは…Schecter STRATCASTER(1980年)、Japan Fender STRATCASTER CUSTOM MODEL(1984年)、Gibson ES-335(1990年)、Gibson LesPaul 1959 Model Guitar Trader(1982年)、Fender STRATCASTER 1959 Model Guiter Trader(1980年)、Gibson LesPaul CUSTOM(1959年)だ。

今一番仲が良い同い年のギタリストが月に2回は家に来て、夜から朝方までアコギを弾きまくる。

彼がいつも持ってくるギターは、Matin D-41(1973年)とGibson TypeA MANDOLIN(1921年)だ。

酒を飲みながらブルース、ジャズ、カントリー、ボサノバ…いろんなものを弾いては酒を飲み、ギター談義、音楽談義に花を咲かせている。

最近2人ではまっているものは「Tone Poem 2」というデビッドグリスマンとマーチンテイラーがヴィンテージのマンドリンとギターを使って演奏している作品だ。

このCDの中に収録されている曲をお互い耳コピーして、D-41とマンドリン、D-28とマンドリン、D-41とD-28で演奏し…時々MDに録音しては、それを聴きながら「…良い音してるなぁ…」とそれを肴にまた酒を飲む。

全くといっていいほど2人とも普段はエレキギターを弾かない。

アコースティック楽器、それも30年前と82年前に作られた楽器から出てくる何とも言えない音に酔いしれ、時間の経つのも忘れいつのまにか朝を迎える……何と贅沢な時間の過ごし方…。

それにしてもギターっていう奴は凄い!!……弾いても眺めても酒が飲める。

最近、仕事から帰ると晩酌をしながらMartin D-28でマーチンテイラーやジムホールを弾き、ガットギターでボサノバを弾く……このひと時がとても心を和ませてくれる。

こんな時つくづく思う…「ギターが弾ければ幸せ…」と……そうやってニコニコしながらギターを弾く私の姿を、妻も微笑を浮かべて眺めている。

あ〜、ギター弾いてて本当に良かった……。


2003/06/07
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