お詫びに......
000-おやじ
  

うちのカミさんは、テレビのドラマが大好きなんです。(・・)
やれ「なんとか刑事純情編」やれ「OL湯煙殺人事件」。
まるで邪魔してくれと、ゆっているよーな.......(^^;

ドラマが無い時は、小説を読んでいます。(・・)
これも、推理小説、ミステリーのたぐい。
ブック・オフへ行った時に、どっさり買い込みます。(・・)

「あ、始まった、始まった。うふふふふ。(^^)」
「ニ階行って、ギターでも弾いてれば?(ーー;」
「このドラマを見逃すわけには..........(^^)」
「よく、ゆーわ.......(ーー)」

判で押したよーに、いつも同じよーなストーリー。
たいてい、昔少し売れていたか、終わりかけの役者が犯人。
.........こんなドラマのどこが面白いんだろー?(・・)

最初は私もおとなしく見ていますが.......

「わかったあっ!!こいつが犯人だあっ!!(><)」
「............................うるさいなあ............(ーー;」
「こんなもん簡単なトリックじゃあないか。あはは。(><)」
「............................いいから、静かにっ!!(><)」
「なんでいつも海岸の崖で、犯行の説明をするんだあ?(・・)」
「.......................................(ーー)」
「隠し子だったってかあ?無理があるぞ。筋に。(^^)」
「........................................(ーー;」
「全部終わってから警察が来て、どーする。あは。(><)」

とうとうカミさんが、キレました。
「ギターを弾き出したら、タイコ叩いてやるっ!!(><)」
「......................え?(・・)」
「私も、邪魔してやるんだっ!!(><)」
「............................(・・)」
「私がテレビ見てる時は、こないで頂戴っ!!(><)」

カミさんは怒って、ニ階へ上がってしまいました。

.............あんなに怒るとは、思わなかった............(..)
........悪い事、したなあ.........お詫びに............(..;

私は、カミさんの読みかけの推理小説を手にとります。
登場人物の一人を赤鉛筆で囲むと、その横に..............(..)

..........こいつが犯人。



2003/07/06
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