2004年9月8日
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「たぶん10年後も同じかな・・・」
 
(kunchi/50歳/神奈川)


戦うオヤジの皆様こんにちは。
ご指名ですので、皆様に倣ってギターの話などを少し・・・

皆さんのエッセイなどを拝見すると、キャリアも長くギターへ熱い思い入れもたいへん伝わってくる。
やはり身近な楽器の代表格であり、手に取りやすいが奥も深い、ましてやわれわれ「オヤジ世代」の多くにとってはこれを抜きに若い時代を語れないだろう。

さて私の場合は、人並みに音楽を聴いてはいたもののギターを手に入れる前にフラットマンドリンを衝動買いし、ブルーグラスという流行らないものにのめり込んでしまったというスタートをきってる。
ブルーグラスってナニ?という方もおいでかと思うが、話すと長いのでそれはまたの機会にと。
だから初めて買った楽器はマンドリン。二本目三本目四本目もマンドリン。
人からもらったギターは長年あったものの、自分の意思で選んでギターを買ったのは30代も半ばになってから。

五つの赤い風船などURCあたりのフォークから入り、ロックを聴いたりブルーグラスを聴いたりで、楽しみの対象は多いものの注ぐエネルギーが分散される。結果、どれも中途半端なのめり込み度合い。
そんなわけだからギターのレパートリーなどなく、歌も苦手ときたらなんのために音楽やってるんだという声も上がりそう。
そもそも、きっちりコピーして原曲を再現する探求心の持ち合わせはあまりないようだ。
よく言えば即興性の面白さ、悪く言えば「こんな感じかな?」で通用するブルーグラスはある意味で性に合ってるのか。

でもね、音楽やるのって楽しいですよね。
楽器ができていいねと、羨ましがられることもあるが、もちろん聴くだけでもいい。
弾くのが苦手なら眺めてればいい。
才能があれば自分で作曲もいい。
楽器好きが昂じて自分で創る人はすごい。
音楽が好き、楽器が好きというエネルギーをどう表現するか、何に使うか。

見た目はともかく、年齢的にはオヤジにカテゴライズされるようになっても、いつまでも「音楽が好き」と言ってはばからないのは大切なこと。

「いい歳のとり方をしたいね」などという会話が自然に出てくる今日この頃・・・


 
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