「単身赴任とギター」 |
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(Q/45歳/千葉) |
はじめてギターを手にしたのは中学生の時でした。
おりしも日本はフォークブーム。故郷の広島に縁の深い拓郎さんやかぐや姫に憧れて、お年玉を貯めて町の楽器屋で今は無きMARUHAを手にいれました。
音など分かろうはずも無く、選んだ決め手はネックの細さでした。
高校まではS & GやBeatles, John Denverなどを聴きながら時折ボローンとやっておりましたが、卒業して上京してからはほとんど触らなくなってしまいました。
ギターとの二度目の出会いは、40を過ぎて福岡での単身生活がきっかけでした。
なにもすることのない週末、ふとしたことでMARUHAを手に取りました。弦を替えたりして弾いていましたが、いいギターが欲しくなり、“スーツ我慢するから”とカミサンを説得し、格安のヤマハLL-10Jをゲットしました。
南澤さんの“ソロ・ギターのしらべ”を買って練習するうちに、南澤さんのCDから流れるマーチンの音にすっかり参ってしまい、マーチンを求めて楽器屋巡りが始まりました。そこで出会ったのが傷だらけだけど音が良く値段の手頃なM-36でした。カミサンに内緒で買いました。
そして今年の4月、禁煙するならもう一本マーチンを買っていいと言う家族の挑戦を受けて立ち、禁煙と引き換えにHD-28Vのサンバーストを入手しました。
今は成田に単身赴任中。成田ではM-36、週末は自宅のあるさいたまでHD-28V。相も変わらぬフレーズをボローンとやりながら、弾くというよりマーチンの音と匂いを楽しんでいます。味気無い単身生活に安らぎをもたらしてくれ、無聊を慰めてくれるマーチン君、いつもありがとう
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