2004年12月4日
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「ぷらすわん」
 
(春風/54歳/愛知)
 

 私がマ−チンをどうしても欲しくなって購入したのは40代も後半のことでした。他のメ−カ−の製品は全く念頭になくて、ひたすらD−28を目標にしました。当時の定価は30数万円だったと記憶してます、楽器店に知り合いが居たギタ−に詳しい友人の紹介で、随分格安にしてもらいました。そのマ−チ
ンのお陰で青春が少し取り戻せた様な気がしたものです。

 その友人から50歳になったある日電話が有りました。「最近、名古屋の金山駅の広場で路上演奏をしてるんだけど、今度テレビの取材があるので来ない?」という内容です。ミ−ハ−の僕は早速出掛けて、その取材に何も知らずに参加した訳です。グル−プの名前は「フォ−クの時代制作実行委員会」という名前でその時すでにオリジナルCDなども制作して話題になりつつありました。

 きっかけはそんなことですが、そのグル−プの活動を通じて人前で歌うことの面白さに目覚めてしまい、もう活動も丸4年にもなろうとしてます。グル−プの活動とは別に50歳を過ぎてからオリジナル曲を作るようになりました、特別な才能に恵まれている訳でも無いので出来は「まぁまぁ」ですかね。

 そんな折りに、またまたその友人から彼が出入りしている、名古屋の川名にある「ぷらすわん」という店に遊びに来ないかとの誘いです。そこでは臆面もなく自分のオリジナルを歌っています。

 その店では、土曜日になるとプロ・アマ入り乱れてライブ大会となります。先日は「斉藤哲夫さん」「いとうたかおさん」などが来店して、彼らのファンは夢見心地だったそうです。店のオ−ナ−は名古屋の重鎮「江口晶さん」です。「さかうえけんいちさん」も店で会えます。このお二人には随分沢山の音楽的な事柄を学ばせて頂きました。

 「ぷらすわん」では、第二?第三?の青春が花開いた気がします。さて、今度の土曜日はギタ−を抱えた、どんな新しい友人に出会えるでしょうか!!


 
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