「音楽は音を楽しむもの」 |
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(JUNちゃん/46歳/香川) |
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ギターを始めたのは高校生の頃、私も皆さんと同じように吉田拓郎、井上陽水、かぐや姫のコピーに没頭した毎日を送っていました。その頃から、ギターに対してのこだわりがあり、バイトをして貯めたお金で最初に購入したにはその当時2万円のモーリス、その後先輩のS.YAIRIの音に魅せられて、次はあのギターをと、またバイトの日々でした。
そしてやっと手に入れたギターは当時8万円のR.MATUOKA、なんでS.YAIRIじゃないのか・・・今思うと、やっぱりその当時から人と同じギターを持ちたくない、と言うこだわりがあったのです。そのギターは今では大学生になる息子が愛用しています。やはりいいギターいつまで良いものです。
第2のギター人生は社会人にも慣れてきた22歳の頃(1980年頃)、友人とバンドを組んで色々なライブに参加する毎日でした。そして、当時メジャーだったポップコンに何回かエントリーして地区予選までは通過するけど結局その程度、その頃のギターはと言うと最初は前記したR.MATUOKAを使っていましたが、やはり変な虫が出てきてギブソン・ダブを持つことになります。これも当時、車を購入しようとしていた貯金を使い当時で30万円したのを覚えています。
更にその変な虫は留まることなく、又ギブソンのコンディションの悪さも手伝って楽器屋さんに展示してあったマーチンD41に一目惚れ、交渉の結果ギブソン・ダブを下取りに追い金10万円で手に入れてしまった次第です。このはマーチンD41は、今も私の勝負ギターとして常に身近に控えています。
第3のギター人生は子育ても一段落した1999年ごろから始まりました。
ふとした事から立ち寄った、屋台のマスター(変なオヤジ)がギター好きで話しが盛り上がり、アッと言う間になんとと十何年ぶりにライブに出ることとなり、それからまた20年ぶりに変な虫が発生したのです。その後、ギターが増殖し始めたのは言うまでもありません、戦うオヤジの宿命なのでしょう。
・・・・という訳で今では家にアコースティックギターが4本、それとついではまってしまったウクレレが2本居候しています。
それはそうと、46才にもなって時代の波には逆らえず去年の9月リストラの津波に遭遇、とりあえず・・・退社し、ハローワークが通いの日々を送っている今日この頃ですが、なんとこれがパラダイスみたいな生活で、いつまでこの夢のような生活が続くのであろうかと思う毎日です。
そんな時、本当に縁とは恐ろしいもので、又とてつもなく楽しい出会いがありました。香川にこんなに楽しい所があるのかと思えるような、手作りのライブハウスに遭遇したのです。これも、リストラのおかげで何か楽しい事はないかとアンテナを張り巡らせていた矢先でした。
その名は炭工房かぐや姫(ホームページがあるのでこの名前で検索してください)オーナーが無類のフォーク好きで「北の国から」に影響されて廃材で炭工房にライブハウスを建てちゃいました。今は週末になると何処からとも無くギター好きの仲間が集まり朝まで騒いでいます。どんなに騒いでもここは山の中、誰からもお咎めは受けません、アルコールを飲む人は寝袋持参でやってきます。(ここは飲み屋では無いのでみんな食料持参です)
46年・生きてきて今、最高に楽しい人生を送っています。
”音楽は音を楽しむもの”実感しています。
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