2005年4月17日
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Martin新米のオヤジ
 
(Kong/48歳/大阪)

 
中学生になった頃、ラジオの深夜番組からは毎晩赤い鳥やジローズ、かぐや姫、カーペンターズ、シカゴ等々新鮮なメロディーが流れ、音楽の好きだった自分もギターを弾きたくてヤマキのF120を買ってもらい毎日練習しデビューしたばかりのアリス等のコピーをする日々。文化祭や深夜ラジオの公開番組に出演したりと音楽や映画等海外からも続々と新しい物が入って来るまさに激動の中学時代でした。

C.S.N&Yの4WAYSTRITEを聴いた時は何て美しい音が出るギターなのかと流石に衝撃を受けてしまいました。これがMartinとの出会いでした。
楽器屋へ見に行くと何とキラキラと輝く初めて見る生D−45が89万で凛々しく並べてありました。「こんなん車が買えるやん、すごいギターやなぁー」と思いながらも楽器屋へ行く度に見とれておりました。

高1の時にバイトで貯めたお金で貝殻のインレイが施してあるD−45似のヤマキのF160を購入しNヤングの真似事をして、聞くのも洋楽と変わって行き、高校から大学時代は海外からの初来日時代となり行きまくってました。

26歳で結婚したと同時にギターやコンサートも遠のき仕事、子育てに追われる日々。音楽だけは聴き続け30代後半に会社のクリスマス会で同僚と幾度か演奏する程度でした。2度目のイ-グルスの来日に初めて嫁さんと行き恋愛中に2人で良く聴いていたなぁーとお互い懐かしみました。

親の血をひいたのか音楽好きの子供達も成長し2000年のアリス復活コンサートを皮切りに千春、E.Cに毎年行くようになり、昨年会社のクリスマス会に10年振りにお声がかかり何とE.Cのコピーで出演。その時に自分でも不思議なくらいに音楽魂に火が点いてしまいました。

今年になり家の前にある焼き鳥屋さんにコレマタ10年振りに行ってみるとそこは中年のオジサン達がギタ-を抱えて歌い大盛り上がりのパラダイスとなっておりました。聞くと毎週土曜日の夜はこの状態との事。自分も70年代のフォ-クを歌わせてもらうと気にいって頂き、今では強制的に毎週土曜日の夜は朝までライブ。とうとう日課となり一度行かなかったら「あんた、欠勤はあかんで!」と皆さんに小言を言われてしまい大笑い。毎日33年間愛用のギタ-を弾くようになり皆が驚くほどすごくいい音に鳴ってくれているにも関わらず憧れのMartinが脳裏をよぎる様になり楽器屋へも足を運ぶ日々。

そんな時、4月に嫁さんの「今まで頑張ってやってきたんやから買えばー」の一言。「えっえー、ほんまええのー」48歳-びびりました、と同時にMartinのオ−ナ−になれる喜びで自然と顔がニャッと。何軒か北や南の楽器屋へ弾きに行き最後は33年前愛用のギタ-を買った梅田のナカイ楽器のMartinに詳しいオニイチャンと波長が合い4月6日にOOO28ECを購入。
「今後一切のメンテは任して下さい」と早く弾きたがってはるだろうと3日でPUを取り付けてくれ4月10日に我が家に初来日。まだまだ音は若いけれどこれが本当のギタ-の音かと毎日弾きながら関心しております。此れからも33年間愛用のギタ-も今までどおり可愛がりMartinも大切にして行きたいと思います。

音楽魂に火を点けてくれた同僚、焼き鳥屋さんのオジサン達、ナカイ楽器の店員さん、夫婦2人で行かせてくれたコンサートに留守番してくれていた3人の子供達、購入の切っ掛けを作ってくれた嫁さん、みんな本当に感謝しています。これからも頑張って音楽を続けて行こうと思います。

このHPの皆様、Martinオーナー新米のワタクシですが今後とも宜しく御願い致します。

 
 
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