「I Love J-200」 |
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(copi./1957年生/岡山) |
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フォークブーム全盛の頃、モーリスの1万円のフォークギターから始まった私のギター馬鹿人生。それは、ギブソンJ-200というギターに魅入られたものでした。
切っ掛けは、ガロのトミーが持っていたJ-200(後にイバニーズ製コピーモデルと判明)。そのボディーの形状に一目惚れしてしまったのです。という訳で2台目に買ったのが、4万5千円のモラレスのJ-200コピーモデルでした。でも、こいつが曲者ギターで、ブリッジのブリッジピンを刺す部分に亀裂が有ったのです。
当然、新品と交換になりましたが、しばらくするとまたまた同じ部分に亀裂が...。
楽器店の店員さんには「使い方が悪いんじゃないか?」との疑惑を向けられましたが、なんとか再度交換してもらえました。
“2度あることは3度ある”ではなく“3度目の正直”で、やっと欠陥のないギターが手に入ったのです。しかし、友人の3万円の単板TOPのギターよりも遥かに鳴らないこのギターでは満足が出来ず、就職後に買ったギルドD-40の下取りとして引き取られて行きました。
30歳を過ぎお金にも余裕が出来た頃、楽器店でもらったギブソンの価格表に、限定生産でインディアンローズウッド・サイド&バック、ヴィンテージサンバーストのSJ-200 Reissueを発見。70万円を超える定価が付いていましたが、定期預金を解約して憧れだった本物のJ-200を手に入れました。
ギルドと比べても、比較にならないくらい良い音のする最高のギターでした。
次に94年のギブソン社100周年にはナチュラルの'48SJ-200 Reissueも購入しましたが、諸事情で2本ともSJ-200は手放してしまい、もう2度とJ-200は手に入れられないだろうなぁ...と思い後悔していました。
その後、体調を崩して長期の入院をしたのですが、退院後すぐに偶々ネット上でハカランダ・サイド&バックのSJ-200 Reissueを見つけたのです。
これこそ運命の糸で結ばれたJ-200だと思い、手に入ったばかりの入院給付金で衝動買いして、現在に至っています。
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