「あの頃の私がテープの中で歌っている」 |
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(AYAMI/1951年生/香川) |
GWも明けて衣替えをしつつかたづけをしていたら当時バンドをしていた頃のテープが出てきました。思いがけない懐かしい私達の声に手はストップ、耳を傾けたまま頭の中は36年をバックして行きました。
メンバー紹介の私の声も若いし茶目っ気のあったメンバーの笑い声、女の子なのにギターが抜群だったリードの音。あの頃はとにかくフォーク活動に明け暮れていました。大阪、京都にも遠征していました。
一人っ子の女の子ばかりで3人組、地元の短大の同好会で知り合った仲間だったと記憶しています。親達は音楽にのめり込んでいるのはいい事だとお陰さまで活動には何の支障もありませんでした。
活動期間は2年足らずでしたが、当時は就職の次は結婚が目の前にぶら下がりそれぞれが自分の道を歩き私のギターもケースの中で眠り続けました。
子供たちが家を離れた頃からやっとギターを出して弦を張り替えてチューニングしてポロン〜と弾いてもなんだかつまらなくてまたケースに。
今年の3月に「オヤ応援」とひょんな事で出会ってムズムズとした私のやりたい病はこの出会いによって完治に向かっています。昔はきっとモテタであろう・・・おじ様たちのギターに合わせて懐かしいフォークの数々をマイクの前で歌える事が心も身体も若くなってると思います。
昔のメンバーともう一度やってみたい気持ちが私の心の中で複雑に揺れています。でもこうやって私がまた歌い始めた事を喜んでもらえそうな気がします。三人のハーモニーはあの時のままこのテープの中でまた眠り続けて、またいつか20歳の私の声の扉を開きたくなったら耳を傾けたいと思います。
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