2007年5月30日
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「アコギと歩いてきた二十余年」
 
(モーリー/1964年生/埼玉)



小学時代は、もっぱら歌謡曲(フィンガー5と桜田淳子がお気に入り)で、歌うコトはとにかく好きでした。

中学で放送部に入り、全盛期のピンクレディーや沢田研二を得意ゲに放送していたものです。ある日、先輩がLP盤を持って放送室にやって来た…12歳5カ月にして、初めて聴いたアコースティックサウンド!コレにはたまげた!!

楽曲はアリスの『街路樹は知っていた』 …そんな訳で、多感な中学時代は“アリス”“さだまさし”“松山千春”“長渕剛”“チャゲ&飛鳥”etc.ニューミュージックに一喜一憂していた。

※原田真二、世良正則&ツイスト、ゴダイゴ、ユーミン、オフコースは…“歌えない”のと、アコギテイストが無い為、キッパリと関心薄かったなぁ。ギターの音色が好きなンです。

文化祭でギターを弾くクラスメイトを見た時の感動も忘れられない。生演奏ってやつです。完全に触発された中2の頃、実家にあった親父のギターをポロリポロリとイジってはいたものの、ナイロン弦でネックが広く厚い“ガットギターでFコードを鳴らそうとしていた”のが初々しい…後にとても意味のあるトレーニングだった(?)と思われます。

しかも、ジャキジャキ鳴るはずも無いナイロン弦で、カッティングストロークって!?
高校に入ると迷わず軽音楽部に入部。15000円で購入したフォークギターを誇らしゲに抱えて初練習。受験が終わってから人知れず(?)猛特訓を重ね、満を持してデビュー戦に臨んだ訳です。

しかし、巧いヤツは必ず何人かはいる…が、何人かどころではない!
しかも皆さん“ブランドギター”ばかりだから多感なオイラには堪らない『モーリス』『ヤマハ』『ヤイリ』…諸々奏法は工夫してきたが、根本的な“鳴りの差”にはヤラレっぱなし。何よりも「なんであんな高価なギターが買えるンだろう?」とは坊主頭がだらしなく中途半端に伸びてきた頃の“ピュアな衝撃”でした。

部活もソコソコにバイクやお洒落には頓着せず、バイトで買ったのが『モーリスのWJ‐100SK』でした。部の誰よりも弦の交換は頻繁にやってたなぁ。

それから数年後…音楽業界の入り口であるライブハウスに勤め、毎日たくさんの生音楽に触れました。転機を感じてバンドマネジャーへ、担当アーティストが当たった時に購入したのが『Gibson DOVE』です。購入当時の背景はもちろんのこと、10代のアコギへの衝撃と感動をも含め、ひとつの達成感を味わった、23歳の春。

以来、いろんなプロミュージシャンに弾いて頂き、メンテナンスも欠かさず行い
イイ音で鳴ってくれています。

少年〜青年期はこんなアコギ色で過ごしてきたのでした。

<戦うオヤジの応援団>に参加されている方々が集えばピュアな瞳になるのは当然のことなンですよね。良質な音楽の伝承などと構えることなく、大人の音楽社交場として時間の許す限りジャンジャン参加させていただこうと思ってマス。




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