2007年8月21日
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「50才にして再びギター」
 
(momo/1955年生/東京)


「戦うオヤジの応援団」に参加したばかりですが、リレーエッセイに投稿させていただきます。ギターをめぐる私の音楽生活です。36年ぶりのギター練習再開で、ひとつの大きな目標を持つことが出来そうです。ギターが上手くなり、SPで皆さんに披露することを自分自身も励みにし、そして楽しみにしています。

高校・大学時代

思い返すこと今から36年前。高校一年の時にフォークミュージックそしてフォークギターに出会いました。高校の軽音楽同好会に参加し、4人でバンドを組み、文化祭、コンサートなど熱中しました。このバンドは大学の3年まで続くのですが、自然消滅。もったいなかったな、と思うこの頃です。

気に入った音楽種類
海外ではCSN&Y、日本ではガロ。このコピーを相当やりました。ウエストコースト、アコギ、男性高音ハモリ。なぜか、当時の主流だった和製フォークの拓郎とかかぐや姫とかを知らないで、もっぱらアコギでハモリ、高い声が出るように練習しました。途中からはボーカル専任となり、ギターを忘れました。このおかげで練習に力が入り最高でオクターブ上のBまで出ました!声は出るようになったけど、ギターから離れたのは残念でした。

最初の所有ギター
ヤマハFG-360というアコギ。回りはみなヤマハ、モーリス、アリア、ジャンボなどなど。この時代に高校生で3.6万のギターを持つのはアルバイトなど大変。しっかりハードケースに入れて大事に使いました。あまり繊細ではありませんが、パワフルな音で鳴りましたが、途中からボーカルとなったこともあり、バンドの後半はほとんどギターを弾くことなく、ケースとともに押入れに。その後、メンテナンスしなかったのですが、押入れから出したら現役OKでした。

バンド仲間再会
そして昨年9月に高校の同窓会が地元横浜で開催されました。50才を超えると同窓会が増えるというのは本当でした。大学の語学クラスから始まり、そして高校。横浜から全国に散った74年卒業400名のうち200名以上が集まる大盛況。ここでなんとステージをやることになりました。ちょこっと事前に集まって、音あわせ。出来は良くなかったけど、みんな会話に夢中なこともあり、気にしないで数曲やりました。やっぱりCSN&Yとガロから選曲。久しぶりで難しかったなあ。

バンド復活
これがきっかけとなり4人のバンドが復活。単なる懐かしバンドでなく、結構、音を追求するにもかかわらず、2ヶ月に1度くらいの練習ではギター、ボーカルとも上達しない。バンドとしてのまとまりが出ない・・・。それでも復活後、仲間内とはいえ秋冬に2回ほどステージをしてしまった。レパートリーも広がらずやっぱりCSN&Yとガロ。でもその後はチャンスなく、またメンバー多忙でなかなか集まれなくなっている。一応予定では年内にライブに挑戦するはずだったのだが、無理でしょう。また私以外は横浜で、私は東京。練習は横浜となり、それなりに大変。

ギター集め
バンド練習ではボーカルのみだが、改めてギターを手にすると、とてもアコギの響きは良い音。鳴らすと気持ちがよい。これだ!というので、お茶の水の楽器街をさまようと、ギター集めが楽しそう。昔は手が出なかったギターも買えそうだ!ということで突然買い集めて半年で15本となってしまった。まず家族からのあきれ視線。そして次は置く場所がない。メンテも大変。そして最後は何せ弾く腕がいまひとつでギターが泣いている。いくら集めても腕は上がらないぞ!

ちなみにギターは「ヘッドウエイアコギ5本」「ヤマハアコギ3本エレアコ5本」「K.Yairiエレアコ1本」「S.Yairiエレアコ1本」「タカミネエレアコ1本」。なぜかマーチン、ギブソンがない。というよりこのままだとこれから買い集めそうな感じでさすがにまずいと。いやそれにしてもヘッドウエイのギターは良い音。バランスよく鳴りますよ。従って最近はヘッドウエイばかり弾いています。

レッスン受講開始
今年の5月についにギターがあふれ家中に悲鳴があがりました。マーチン、ギブソンはこれから、というところだったのですが、さすがにどうしようかと。そこで思い直しました、ハード(ギター)からソフト(腕前)に方向を変えよう!それには、ギターを弾いて練習するしかない。早速アコギ教則のDVDを買ってきて練習開始。でもなにか物足りない。一応、コードジャカジャカできて、アルペジオ、スリーフィンガーも出来る。楽譜があれば弾き語りもそれなりにできる。ん〜。そうか、ハイフレットを使って、単音でアドリブがしたい。歌なしでギターだけで、かっこいい。

こうなると、レッスンを受けるしかないと判断。5月と6月で8つの教室を体験。7月より池袋の個人レッスンに通い始めました。自分と相性がよさそうだと思った先生が2人いたのですが、何故か2人ともジャズギターを練習しましょうとのこと。ローフレットのコードは開放弦を使うギター独特の特徴だけれど、今回はハイフレットを使ってギターの指盤をフルに使おう、またアドリブは使っているコードに合わせて弾けると最高にカッコいい、というセリフも同じでした。

それゆえに望んだわけではないのですが「枯葉」をハイフレットでテンション(9thとか)入れて、いままで知らなかったコードの押さえ方で練習しています。はじめたばかりなのですが、コード理論とかも説明され、情報量が多くて頭がパンク、そして指は相変わらず動かず。また目が老眼で楽譜は読めず、弦が二重に見え、悪戦苦闘。いずれにせよ、まだコードをボロンボロンと鳴らしているだけで、腕は一向に上がっていません。まだ先が見えないのですが、まだまだこれからです、頑張りますよ。




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