2008年7月17日
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「老人ホームでギター伴奏」
 
(けい/1959年生/東京)


先日、老人ホームで唄の伴奏をお願いできないかと頼まれました。
今年の4月から毎月1回定期的にやりはじめたらしいのですが、
おばあちゃんからリクエストをもらった「青い山脈」のカラオケがないので
その曲だけ伴奏をしてほしいとのことでした。
コーヒータイムのBGM程度とのことでしたので、どうせやるなら全部ギターで
やろうかと軽い気持ちで引き受けてしまいました。

楽譜とアンプとギターはオベーションを抱えて行きましたが
いざ行ってみると、食事ができるホールにテーブルが10ぐらい並び
館内放送でお年寄りが三々五々集まってきましたが
「今日はギター伴奏ですよ。楽しみですね。」と施設の方が
お年寄りの皆さんに宣伝して、40人ぐらい集まったでしょうか、
どうもBGM程度とは思えない雰囲気で、少し冷や汗が。
こんなことなら日頃からもっと練習しておくんだったと後悔しきり。

ほとんどぶっつけ本番で、その場の雰囲気で楽譜の中から選曲して
2〜3曲やった後に、いよいよ「青い山脈」です。
最初は歌ってくれるかどうか心配でしたが、懐かしさからか
皆さん徐々に声をだして歌ってくれ、ほっと一安心。
全部で7曲ぐらい歌ったでしょうか。
最後にもう一度「青い山脈」をリクエストいただいて
大きな声で皆さんで歌って無事終了です。
お年寄りの笑顔がとても印象に残り、歌の楽しさを再認識した一日でした。

学生時代にフォークギターをかき鳴らした程度でまだまだ未熟者ですが
これを機会にギターの練習をしてもう少しうまくなれるよう頑張ります。
皆さんよろしくお願いします。




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