2009年6月21日
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「誰にでも、とても必要な一時なんだ!」
 
(テラ/1963年生/東京)


“もう、ギターを持って人前で弾き語りをすることもない”
約30年間、気が付けばいつしかそんな事を勝手に思い込ん
でいた自分がいました。

社会に出ると、やがて「カラオケ」が世の中に浸透し、
唄うとこの好きな私はギターを忘れ、「カラオケ」を楽しむ
時代が訪れていました。元々ギターの下手な私には、当時は
この方が合っていたのかもしれません。

そして、約30年が過ぎ近所に開店したフォークソング居酒屋へGO!
懐かしい唄に出会いたくて扉をたたくと、懐かしいさに
すっかり心も癒され“自分も唄ってみよう”なんて、酔った
勢いで忘れてしまったギターを手にして・・・ やはり、失敗。
ボロボロの演奏になってしまいました。
それでも、お店に来ているお客さんは懐かしいと喜んで
くれたことが自分にとっても、また嬉しいことでした。

お店にいるほんの一時ですが、あの頃の自分に出会った
ような懐かしさや、楽しさと力を与えてくれたような気が
します。

“やっぱり唄ってすばらしいんだ”って、
改めてそんなことを感じました。
懐かしい唄を聴きたい人がいる。唄いたい人がいる。
そしてどちらも聞いた後、唄った後、とても心癒された
思いになれる。

こんな世の中だから、こんな歳だから、なんて思ったとき、
『誰にでも、とても必要な一時なんだ!』って
そんな事に気付いたような気がします。

そんな思いで、再開した弾き語りです。
若い頃、勇気付けられた松山千春の唄などを
ギターは下手ですが、声が出る限り
続けて行けたら幸せです。




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