2009年6月24日
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「二十二才の別れ」
 
(Bull/1958年生/福岡)


好きな曲は?と聞かれると今でも「二十二才の別れ」です。

中学に入った頃、テレビで見る歌手に憧れました。当時は「郷ひろみ」なんかよく真似して歌っておりました。しかし鏡に映る自分はとてもアイドル系ではなくお笑い芸人向き。それに気づいてからは気持ちがさめてあまり歌わなくなってました。

そこに「拓郎」がギター一本で「結婚しようよ」と歌って出てきました。髪は長いがとてもアイドル系でもないそこいらにいそうな兄さんがギターを持って歌うだけでこんなにカッコいいのかと思い、「よし、これだ」と思って早速姉のガットギターでこっそり練習を始めました。

最初の曲は「バラが咲いた」だったなあ、簡単なアルペジオが出来るようになるまで半年、歌を一緒に歌えるのにまた半年と長い時間がかかったのを覚えています。その後やっとモーリスのW−25を買ってもらい拓郎の歌をピックでジャカジャカとやるようになっていきました。

高校生になった頃ギターのうまい友達が目の前で「二十二才の別れ」のバッキングを弾き語りしたのを見て衝撃を感じました。こんないい曲があるのかと。。。

その日から友達の弾いたバッキングの練習が始まりました。来る日も来る日も何時間もそれだけを練習し何とか弾き語りが出来る程度になり、以来35年がたち、大人になってからはギターを弾かない日が多かったですけどギターを持ったらまず「二十二才の別れ」を弾きます。

チューナーは使ったことがないので音叉で5弦から合わせて行きますが微妙に自信がないときはこの曲でズレているかどうかがわかります。

ギターの腕の方はほとんど高校生の頃と変わらないくらいでお世辞にもうまいとはいえないものですがギターを始めたこととこの「二十二才の別れ」という曲に出会ったことが本当に良かったと思っています。そしてこれからも多分死ぬまで弾きつづけるだろうと思います。



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