「今日までそして明日から」
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(hunter(ハンター)/1962年生/愛媛) |
社会復帰をするためのリハビリ中、まだふらふらする体で歩いていた時、目に入ったのが、ギターをショーケースに並べる楽器店だった。
高校卒業後、ギターを手にすることが一度もなかった私が、何故かふらりと入ったそのショップで、学生時代に小遣いをためて買った、あの「S-YAIRI」のギターを見つけたのは、何かの縁だったのかもしれない。
迷わず購入した私は、もう30年以上ぶりに、ギターを弾き続けた。
車を運転中、山の中で心筋梗塞を発症し、手術まで3時間強の時間を要したため、心筋の左半分近くを壊死してしまい、運動ができなくなってしまった。
元来アウトドア派であった私は、何もできなくなった自分と向き合いながら、再会したのがギターだったということになる。
「運動ができなければ、音楽があるじゃないか!」なんて簡単なことに気づかなかったんだろう。。
チューニングの仕方すら忘れてしまっていた私は、ギター教室に入り、基礎から勉強することにした。
上手にならないことは、言うまでもない。
こんな私でも、今では、保育園や施設などに呼ばれ、誰かのために歌を歌うことに生き甲斐を見つけることができた。
以後、余命宣告を受けたこともあったが、骨髄移植を行うなどして今を生きている。
あの頃よりずっと生きにくくなった今だから、70年代の歌が聴きたくなるんじゃないだろうか?
音楽とは、”音を楽しむ”と書くように、私はギターで楽しみたいと思っている。
私は今日まで生きてみました
私は今日まで生きてみました
私は今日まで生きてみました。。。
今日までの私
そして
明日からの私のために。
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